空から日本を見てみよう。今回は千葉県の房総半島の続きである。
スタートは鴨川市。
人口は3万3千人ほど。安房地域の中核都市である。
2005年に鴨川市と天津小湊町の合併によって現在の市域となった。
海岸沿いに観光地が多い。
鴨川シ―ワールドは大規模な海洋総合レジャーランドで海獣のショーなど大規模な水族館にホテルも隣接している。
仁右衛門島は千葉県で最大の島であり、平安時代より代々続く平野仁右衛門家の個人所有となっている。
対岸の漁港と渡し船で連絡しており、入場料を払って見学することが可能である。
その他にも松島海岸や鯛の浦など海岸沿いに観光地が点在している。
一方内陸部には東京に最も近い棚田、大山千枚田が東西600mにわたって連なっている。
日本で唯一雨水のみで工作を行っている田んぼでもある。
東隣の勝浦市へ向かう。
人口は約1万9千人。
古くから漁港が栄えていた。国内有数のカツオの水揚げ量を誇る。
市域の約3分の2が山地であり、人口はあまり多くない。
港の朝市は安土桃山時代から始まる歴史の深い朝市である。
400年を超えた現在でも、毎週水曜日を除いて開かれている。
海中公園には展望塔があり、海中を窓からのぞくことができる。
学研が設計し、日立造船が建設。川崎から船で曳航してきたそうだ。