空から日本を見てみよう ― 四万十市 ―

今回の空から日本を見てみよう高知県四万十市

wikipedia:四万十市

 

人口は3万3千人。高知県南西部の中心都市である。

東隣には四万十町という自治体もある。

 

2005年に中村市と西土佐村が合併して発足した。

 

内陸部は気温が上がりやすく4日続けて40℃越えを記録したこともある。

 

四国最長の国道56号・四国最南端の国道321号・四万十川中流に沿って走る国道381号・四国第二の距離を誇り、日本屈指の酷道’「ヨサク」として知られる国道439号・愛媛と高知を繋ぐ国道441号(これも酷道)が通っている。

 

鉄道はJR予土線、そして土佐くろしお鉄道が通っている。

予土線には半家駅(はげえき)という駅がある。北海道の増毛駅(ましけえき)とコンビのようになっていたが、増毛駅は廃駅となってしまった。

 

四万十市の名所と言えば何と言っても、日本きっての清流、四万十川である。

f:id:kamonji224:20170717213755j:plain

大規模なダムが建設されていないことや、下水が流れこまないことから清流を保っているとされている。また、流域に湧水が多いことも水質を保つ原因となっているらしい。

もっとも、水質的には日本の他の河川より飛びぬけて数値が良いわけではないようだ。

 

また、台風や大雨時には川に沈む沈下橋と呼ばれる橋も名物である。

f:id:kamonji224:20170717214432j:plain

流木などが引っかかって橋が破損・流失するのを防ぐために欄干が設けられていない。

四万十川流域には支流を含めると50本近くあるそうだ。

来るまで渡るにはちと勇気がいるが、絵になる風景である。

 

地球絶景紀行 ― プーケット ―

今回の地球絶景紀行はタイへ。

南部のアンダマン海に浮かぶ島、プーケットに向かう。

 wikipedia:プーケット

人口は40万人をやや下回る程度 。

島であると同時にプーケット県という行政区分にもなっている。

隣のパンガー県とは橋で繋がれている。

007の舞台にもなったジェームスボンド島なんてのも

 

 

 

2004年の地震によって大きな災害を受けるも、復興は急速に進み、5年後にはかつての大観光地の姿を取り戻している。

f:id:kamonji224:20170715145608j:plain

 プーケットのビーチ。

人が多い所でも美しいが、人の少ない穴場へ行けばアジア屈指の美しい海を見ることができるだろう。

 

 

世界ふれあい街歩き ― フィレンツェ ―

今回の世界ふれあい街歩きはイタリアのフィレンツェ

wikipedia:フィレンツェ

 

イタリア中部にあり、トスカーナ州に属する。

人口は35万人。

 

旧市街全体が世界遺産に認定されている。

中世にはメディチ家が実質的にフィレンツェを支配していた。

ルネサンスが発展したのもこの時期である。

ボッテイチェリ、ダヴィンチ、ラファエロミケランジェロなどが活躍しイタリアの文化的中心の地位を担っていた。

 

現在でも歴史的建造物が多く、観光が盛んである。

 

サンタ・マリア・デルフィオーレ大聖堂

f:id:kamonji224:20170713221025j:plain

石積みのドームとしては世界最大級の大きさを誇る。

ルネサンス初期に完成した。

 

聖堂やルネサンス期の作品を所蔵する美術館が多い町である。

これらを巡るだけでも1日では足りないのでは。

 

また、一時期メディチ家の住居でもあったヴェッキオ宮殿やフィレンツェ最古の橋であるヴェッキオ橋なども有名である。

f:id:kamonji224:20170713221950j:plain

ヴェッキオ橋は第二次大戦で唯一無傷であった橋であり、橋の上には宝飾店が並んでいることでも有名だ。

 

また、サンタ・クローチェ聖堂にはガリレオ・ガリレイの墓があったりする。

f:id:kamonji224:20170713222407j:plain

 

ルネサンス期の芸術家たち以外にもアメリカという名前の由来になった探検家アメリゴ・ヴェスプッチや「君主論」を著した政治家マキァヴェリなどもフィレンツェ出身である。

 

建築物を見て歩くだけでも楽しいが、偉人たちの所縁を辿りながら歩くと、歴史都市フィレンツェをより一層楽しめそうだ。

 

新城峠 ― のどかな裏道 ―

上川町を後にして、愛別町当麻町旭川市とノンストップで走り抜ける。

旭川市の途中でなじみ深い国道12号線へ。

札幌までの大動脈だ。

 

しかし、今回は途中でちょっと寄り道。

途中で道道4号線に左折。

 

この辺りは旭川市深川市が入り組んでいて、

旭川市はこんな感じ

 

 

深川市

 

 

内大部川(ないだいぶがわ)を境としているのだが、旭川市域の住民はちょっと不便な気がする。深川市街の方が近いし、冬は特に峠を通らなくても良いし・・・

 

さて、この道道4号はグーグルマップをみるとわかるように、両側を山に挟まれた谷底のような地形を走っている。沿道には畑が多く、道はなだらかでとても長閑な道路である。

 

このまま進んでいくと芦別市に入るが、深川市芦別市の間に新城峠という小さな峠がある。

車ならほんの数分で越えてしまうような峠だが、トイレと展望台もあるので一休みすることにする。

 

 

 

展望台からは周りの丘に広がる畑が見える。

スケールは小さいが美瑛の風景を彷彿とさせるという人もいて、穴場スポットである。

この日も女性ライダーが来て写真を撮っていた。

 

自分も真似して展望台から撮ってみる。

 

f:id:kamonji224:20170712215347j:plain

 

f:id:kamonji224:20170712220044j:plain

 

f:id:kamonji224:20170712220127j:plain

 

・・・

 

雲が多かった。

電線や標識が写ってしまう。

カメラが安い。

腕が悪い。

 

などの言い訳はあるが、好天気で腕のいい人なら撮影する価値のある景色だと思うのです。

 

この後はまっすぐ札幌へ帰りました。

上川町の鉄道 ― かつての秘境駅から市街地へ ―

国道333号線を西へと進む。

上川町に入り、北見峠を下って行く。

しばらくは人家のない山の中である。

JR石北本線も近くを通っている。

かつてはこの山の中にも林業などで生計を立てる集落があり、鉄道の駅も設置されていた。現在は廃駅が多いが、信号場などで利用されている。

 

上川町で最も奥にあったのが上越駅。

現在は信号場となり、保線職員が利用する。国道からは脇道に入り、さらに吊り橋を渡って行かなければならない。私は一人で行く勇気はない。

 

その隣にあったのが中越

こちらも今は信号場である。

ここは国道からすぐの場所だ。

f:id:kamonji224:20170711213459j:plain

こちらも保線用具などが保管されているようだ。

 

f:id:kamonji224:20170711213613j:plain

 駅逓の跡を記す記念碑も建てられている。

 

その隣が天幕駅

 

ここは廃駅となり、建物は解体された。

 

北見峠の頂上からこの辺りまで約20km、無人地帯が続く。

かつては、その間に駅が3つも建てられるほど人口があったのだ。

ちなみに国道333号は上越駅をすぎて少し行くと国道273号とぶつかり、その後は重複して走ることとなる。

 

ここから数キロ行くと上川町の市街地である。

中心には特急も停まる上川駅がある。

f:id:kamonji224:20170711214643j:plain

立派な駅名標である。駅名の下には蒸気機関車も描かれていた。

 

上川公園やアイスパピリオンなど観光施設も近くにあるのだが、今回は時間がないので立ち寄らず。

またいつか訪れよう。