美唄で遊ぶ ― アルテピアッツア美唄・屋内編 ―

引き続きアルテピアッツア美唄

まずはかつて体育館だった建物の中へ

 

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体育館は当時のままのようだ。

彫刻がところどころに置かれている。

 

続いて木造校舎の方へ。

美術館の入口は2階である。

1階は幼稚園になっているのだ。

 

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廊下には校歌が掲示されていた。

現役時代は栄小学校という名前だった。

 

 

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陽が射す廊下。ファンタスティック・ノスタルジック。

 

廊下や教室に彫刻が展示されている。

 

この公園にある彫刻はすべて安田侃という美唄出身の彫刻家の作品だ。

イタリアを拠点とし、主に大理石やブロンズなどで製作を行っている。

札幌市内でも彼の彫刻を展示している場所はいくつもあるし、道外・国外においても作品を見ることは可能だ。

その中でもアルテピアッツア美唄は40点以上もの作品を展示し、自然と調和した広大な敷地も相まって、代表的なアートスペースになっている。

廃校後の1992年に5点の作品から始まった場所は、25年が経過した今、世界でも珍しい彫刻公園となり、朽ちかけていた建物はコンサートや展示会が行われるギャラリーとなった。

無人の原っぱも子供たちがかけまわる芝生となり、小学校が帰ってきたかのようだ。

 

北海道の芸術&公園といえばモエレ沼公園が有名だが、完成されたモエレ沼に比べこのアルテピアッツア美唄はこれからも変化があるに違いない。一方で廃校の哀愁を帯びたセピア色の景色も併せ持ち、より深みのある公園と言える気がする。

 

なお、旧校舎2階の受付では道道135号線沿い、アルテピアッツア美唄からさらに奥にある美唄ダムのダムカードがもらえる。(土日祝のみ)

 

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また、美唄ダムの手前にはJR北海道のわがまちご当地入場券の裏面に描かれている炭鉱の立杭が保存されている公園もある。

 

いつか行ってみたいが、この辺りになるとクマ出没率はかなり高くなる。

行くなら明るいうちか。

 

美唄で遊ぶ ー アルテピアッツア美唄・屋外編 ―

昼ご飯を調達してやってきたのはアルテピアッツア美唄という公園だ。

 

 国道12号線から東に分岐する道道135号沿いにある。

かつてこの道は炭鉱街に続く主要道であった。

現在は年々住人が減り続けるやや寂しい地域となっているが、なんと富良野へ続く道が2018年頃には開通するという。

車の流れは大きく変わるだろうと予測されている。

 

もっとも、現在は静かな町である。炭鉱で栄えた時代とは似ても似つかない。

そんなところにかつての小学校とその敷地を使った美術館と公園が造られた。

それがアルテピアッツア美唄である。

 

小学校の中は彫刻が展示された美術館になっているのだが、まずは外でご飯を食べることにする。

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うーん。気持ち良い。

ところどころに彫刻が展示されている。

 

買ってきた美唄焼き鳥は精肉とモツの2種類。

精肉もおいしいが、個人的にはモツが特におすすめであった。

 

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青い空、緑の芝生と古びた木造校舎のコントラスト。

2階が美術館で、1階は現役の幼稚園になっている。

幼稚園の遊具もあったので遊ばせてもらった。

 

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白い部分は砂利が敷き詰められた水路。

小さな子供たちが水遊びしていた。でも、石は割れやすいから投げちゃダメ!

だそうだ。

 

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ここは体育館だった場所。ここにも展示があった。

 

昼ご飯を食べていると、隣にも家族連れが。

うちの娘が先方の赤ちゃんをあまりにもガン見しているので、謝りつつもちょっと話す。

まだ3ヶ月くらいの赤ちゃん。小さかった。

 

というように小さな子供を連れてのんびり遊べる場所だ。

逆に小学校高学年くらいになると物足りないか。

年月がたち、大人になったらまた良さが分かるかもしれない。

美唄で遊ぶ ― まずはご当地入場券 ―

目次

 

1.美唄駅わがまちご当地入場券

マンホールカードをゲットした翌週末は快晴だった。

これはどこかへ行くしかない。

 

今回は美唄市へ向かうことにした。

 

最初の目的地は美唄駅。

お昼を公園で食べることにしたので、飲食店の案内でもあるかと思って行ってみるもこれは空振り。

しかし、もう一つ目的があったわけだ。

 

JR北海道ご当地入場券という名の切符をご存じだろうか。

慢性的赤字に悩むJR北海道が2017年7月に販売開始したものである。

JRの駅がある101の市町村それぞれオリジナルデザインで作成された。

まだ一部準備中のものもあるが、2017年8月8日時点では90駅ほどが販売されている。

私的第一号は美唄駅を選んだという訳だ。

 

で、実物がこれ。

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表面は駅スタンプと車両の勇姿。

 

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裏面は美唄市の観光スポット。

もちろん色々あるわけだが、美唄市の場合は鉄道に関連のあるスポットを集めたようだ。

鉄道へのリスペクトが感じられる仕上がりになっていて好感を持てる。

 

国鉄ではないが、かつての美唄鉄道を走っていたSL。

今でも保存されている東明駅の駅舎。

その東明駅の裏手に眠っているSL。

そしてかつての終点駅近くに今でも建っている炭鉱の杭。

 

ひどい写真で申訳ないが、気になる人はできるだけ購入してあげてほしい。

実際に行かないと買えないわけで、できればJRに乗って買いに行くのが一番良いのです。

 

入場券を手にした後は昼食を買いに行く。

調べた結果、たつみという店が近くて高名なのでここにした。

 

 美唄と言えば美唄焼き鳥でしょう。

ここはテイクアウトも可能なので持って帰って公園へ行くことにした。

wikipedia:美唄焼き鳥

 

近くの公園には神社もあってお祭りの準備をしていた。

残念ながらまだ準備中だったので、またの機会に。

 

2.美唄駅 

2020年6月追記

久しぶりに美唄駅を訪問。

前回撮影しなかった駅舎の姿。

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とても大きな駅舎だが、改札のある待合室はそれほどでもない。

駅の東西に設けられた待合スペースを含む自由通路がかなり広大なのだ。

 

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石川啄木が詠んだ歌集に美唄の名が出ているが、美唄を美國とまちがったそうな。

啄木って結構なダメ人間だったような記憶があるが、うっかりさんでもあったのか。

あるいは敢えて名を変えて詠んだのだろうか。

 

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駅の北側を眺める。

向かって一番右の線路のさらに右手、ホームの先に線路があり、右手に曲がっている線路がある。車両の留置線かわからないが、もしかすると1972年に廃止となった三菱鉱業美唄鉄道の名残かもしれない。

 

 

3.美唄駅と近隣の歴史 

江戸時代の美唄アイヌのコタンが点在する土地であったと考えられている。

海岸の漁場への連行や疫病の流行などで人口は激減。

 

明治時代初期、空知地方で石炭の調査が行われた。

明治時代中期の1886年には美唄川に私設渡船場が設置され、上川道路(現在の国道12号線)の開削も徐々に始まる。

1890年岩見沢~歌志内間の鉄道工事着工、沼貝村が設置され屯田兵用地に決定。

美唄には騎兵隊が配置され、現在の国道12号線沿い、市役所や駅のある辺りに村が建設された。

翌年北海道炭礦鉄道の駅として美唄駅が開業。

後に鉄道は国有化されるが、石炭産業は順調に拡大していく。

 

1914年、後の三菱鉱業美唄鉄道の前身である美唄軽便鉄道が開業(美唄~沼貝(美唄炭山))。

1931年、三井美唄の請願に基づいて函館本線貨物支線及び南美唄駅開業。

 

 

国土地理院地図の1960年代航空写真。

 

駅の北側で線路が右手に分岐しているのがわかる。

これが美唄鉄道の路線。1972年炭鉱の閉山に伴って廃止となった。

 

一方南側

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こちらからは国鉄美唄貨物支線が分岐していた。

戦前に三井鉱山が開通させ、すぐに国へ寄贈。炭鉱閉山と共に1973年廃止となった。

 

同じく1960年代の国土地理院地図の航空写真。

 

美唄川を越えたあたりで本線と分岐。

真っ直ぐ東へ向かっていた。

 

1982年貨物廃止。

2002年駅舎改築、現在の橋上駅舎となる。

旧駅舎の様子

 

kamonji224.hatenablog.com

 

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札幌市下水道科学館 ― マンホールカードゲット ―

いまいち天気の良くない休日。

こんな日は屋内で遊ぶことにしよう。

 

向かったのは札幌市下水道科学館

 無料の公共施設で飲食店はないが、持ち込み可能。

ニュートンナショナルジオグラフィックのバックナンバーも置いてあって図書館代わりにつかえるかもしれない。

 

施設は下水道の役割や歴史について学べる展示になっている。

3Dシアターもあったようだが、2歳児には難しいと思われるのでパス。

 

地下4階では直径5mの雨水貯留管を見ることができる。

ここに水をためて河川の氾濫を防いだり、融雪に使用したりするらしい。

 

そして受付でマンホールカードをもらえる。

ダムカードと並んでカード界の東西横綱に君臨するカードである。

記念すべき1枚目をいただいた。

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表面には実際に設置されているカラーマンホールのイラストと設置場所(緯度経度)が表示されている。

設置されているのは時計台のすぐそばらしい。

 

 

裏面はデザインの由来。

札幌はやはり時計台。そしてサケがデザインされている。

札幌の河川でのサケの遡上は試行錯誤の末復活したわけだ。下水道の改良も大きな役割を果たしたことだろう。

 

マンホールカードについてはこちらを見てみるべし。 

マンホールカード - 下水道広報プラットホーム

 

カードを発行する自治体はこれからどんどん増えていきそうなので、随時チェックが必要だ!

 

小樽を歩いてみる、一人で ― フェリーターミナル ―

かなりの豪雨になってきたので徒歩を諦めて、車に戻る。

 

昼食の時間となったので、どこで食べようか考える。

 

フェリーターミナルに行ってみよう。

 

 

フェリーターミナルに行く前に港をちょっと見てみる。

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埠頭からタンカー?に積込を行っているようだ。

 

そしてフェリーターミナルへ向かう。

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レストランであんかけラーメンを食していると、らべんだあ号が見えた。

 

この日は午前中船内見学を行っていたのだが、着いた時にはすでに終わっていた。

無念。

 

1階ではどこかの吹奏楽部の演奏が行われていた。

星野源「恋」とか。

海上保安庁の一日体験とかもやってた。

 

フェリーが就航している秋田や新潟の特産物なんかも売っていた。

 

いつかはここからフェリーに乗って出航してみたい。