世界ふれあい街歩き - アルル -

世界ふれあい街歩きシリーズ。

 

今回は、南仏・プロヴァンス地方の町、アルル。

wikipedia:アルル

 

アルルはフランスのコミューンと呼ばれる地方自治体である。

 

フランスの地方行政区画は大きい順にレジオン(地域圏)、デパルトマン(県)、アロンディスマン(郡)、カントン(小郡)、コミューン(市町村)となっている。

 

日本のように市町村の区別はなく、全てコミューンで統一されている。

 

アルルは地中海沿岸にある、ローヌ川の河口の町である。

ローヌ川はフランス最大の河川で、古来より水運でフランスの南北をつなぐ重要な水路でもあった。

古代ローマ時代から発展し、当時の円形闘技場が今も残されている。

 

アルルは鉄道が発達するまで重要な港であったが、19世紀の鉄道の開通で徐々に衰退していく。

しかし、僻地になっていたこの町を愛したのがファン・ゴッホであった。

 

この町に住んでいたのは1年余りだったが、その間に「アルルの女」、「夜のカフェテラス」、「アルルの跳ね橋」そして「ひまわり」など有名な作品を描いている。

 

カフェテラスは現存しているし、アルルの跳ね橋は復元されているようだ。

 

 

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復元されたアルルの跳ね橋。作品とは場所も形もだいぶ違うようだが・・・

 

親友のゴーギャンと共に暮らしていたが、わずかな期間で別れることとなった。

 

とはいえ、ゴッホにとっては充実していた時期だったのではないだろうか。