人口は30万人以上。かつてスペインがイスラム教の後ウマイヤ朝の支配下にあった時代は首都であり、人口は100万人を超えていたとも言われている。
現在はカトリックを信仰する人が多いものの、イスラム文化の影響を色濃く残しておりスペイン有数の観光地である。
観光の中心となるのはメスキータ(モスク)。
もともとキリスト教の教会であったものが10世紀にイスラム教のモスクとして転用される。レコンキスタ(国土回復運動)によって再びスペイン人の支配下になったのちはカトリックの聖マリア大聖堂に改築された。
ゴシック様式とルネサンス様式の折衷デザインのような個所もあり、世界的にも珍しい建築物となっている。
夜はライトアップも。
礼拝の間。「円柱の森」とも呼ばれる。
大聖堂。
近くを流れるグアダルキビル川にかかるローマ橋。古代ローマ人の支配下にあった時に作られたもの(何度も修復されている)
また、橋のたもとにはカラオーラの塔と呼ばれるイスラム時代の要塞も残っている。
メスキータの近くにはアルカサル(中世の城)やユダヤ人街の花の小道などもあり、観光客だらけである。
花の小道以外でもコルドバの住宅には中庭(パティオ)が多く、白い壁に植木鉢をかけて飾り立てていることが多い。
灼熱のアンダルシア地方では中庭があると日影ができるという機能的な理由からもパティオが普及したそうだ。