今日は南富良野町について調べてみた。
人口は約2500人。北海道のほぼ中心に位置する。
2016年の夏に台風で大きな被害を受け、2017年1月現在でも一部は復旧作業中である。
道の駅は道内で3番目に登録された。
カヌーの舳先を表現した外観と幻の魚イトウが泳ぐ水槽が特徴的だ。
イトウは大きいもので1.5mほどになる巨大な淡水魚であり、年々数が減っているとされる。
南富良野町では保護条例を制定し、自然保護と観光資源の充実を図っている。
道の駅は南富良野町の中心部、幾寅の市街地に位置している。
鉄道の幾寅駅とも近い。
南富良野町は根室本線の駅が5つ設置されているが台風の影響で鉄道は運休中であり、さらにJR北海道の不採算路線削減から富良野~新得間はバス転換を提案されている。
幾寅駅は高倉健主演の映画「鉄道員」の撮影が行われ、現在でも名残がある。
南富良野町の象徴の一つであるだけに、町としては鉄道の復旧を願っているのでだろうが・・・
南富良野町のもう一つのシンボルが金山ダムとそのダム湖である。
ダムの建設により、集落や農地、鉱業林業関係などがダム湖に沈むこととなり住民及び自治体が抗議することとなったが、どうにか決着。
建設が決定したときから、観光地としての整備を進め展望台等の一般的な設備だけではなくキャンプ場やカヌー・ラフティングエリアなどの整備を早くから進めた。
富良野・美瑛やトマムに近い立地もあって有名な観光スポットの一を確立している。
ラベンダーも有名であるが、特産物としては「バタじゃが」が有名だろうか。
商品の開発には御多分に漏れずかなりの苦労があったようだ。
加工を委託した業者が蒸発したり、消費期限が短かったり、などなど。
詳細は
http://www.kamikawa.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/020_batajyaga.htm にて。
そんな苦労を乗り越えて今では押しも押されぬ南富良野町の特産品となった。
台風の被害は甚大だったが、飲食店は早々と営業を再開した。
農地の復旧には時間を要するかもしれないが、復活を願っています。