空から日本を見てみよう ― 熱海市 ―

今回の空から日本を見てみよう静岡県熱海市

wikipedia:熱海市

 

神奈川県と接し、静岡県最東部に位置する。

人口は3万7千人くらい。

 

相模湾に面し、市域のほとんどが丘陵地帯となっている。

 

明治期に鉄道が開通し、首都圏からの交通の便が良くなったことで一躍大保養地へと飛躍した。ひところより観光客は減ったものの東京・横浜の奥座敷としての地位は健在である。

 

東海道新幹線東海道本線伊東線が通っている。JR東日本JR東海の境目に位置し、在来線は熱海駅を起点とするものが多い。

 

熱海といえばやはり中心部の温泉街が有名であるが、それ以外にも観光スポットは少なくない。

 

 来宮神社には樹齢2千年を超えるとされる大楠が本殿裏に立っており、天然記念物に指定されている。

 

有形文化財の起雲閣は実業家や政治家の別邸、旅館を経て今では市が管理している。

大正時代のモダン建築を窺うことができる。

 

熱海城は実在した城ではなく観光用に建設されたもの。

f:id:kamonji224:20170227224616j:plain

錦ヶ浦山頂に建てられ、熱海市街を一望できる絶景スポットである。

内部には歴史資料館があり、同じ敷地にはトリックアート美術館もある。

 

伊豆湯河原温泉は神奈川との県境に位置し、実質神奈川県の湯河原温泉と一体で温泉街を形成している。中心を流れる千歳川によって静岡県と神奈川県に区切られている。

 

海岸沿いに位置するお宮の松尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の寛一とお宮の別れのシーンの舞台と言われている。横には寛一とお宮の像も建てられている。

 

相模湾に浮かぶ初島縄文時代の遺跡も発掘されるなど古くから人が住んでいた。

現在では定期航路が設置され、レジャーリゾート地として開発されている。