地球絶景紀行 ― ドゥブロブニク ―

今回の地球絶景紀行はクロアチアのドゥブロブニクへ向かった。

wikipedia:クロアチア

 

東ヨーロッパのバルカン半島に位置する国である。

1991年ユーゴスラビアから独立した。人口は450万人ほどである。

首都はザクレブ。

 

ドゥブロブニクはアドリア海沿岸、ダルマチア地方南部に位置する都市である。

wikipedia:ドゥブロブニク

 

隣国ボスニア・ヘルツェゴビナの唯一の港ネウムによってクロアチア本土から分離されている。

天然の良港があり、古来より海洋国家として栄えてきた。

 

ドゥブロブニクの旧市街は周囲4kmを城壁で囲まれていて、上に登って一周することが可能である。

町のシンボルともなっており、旧市街を眺めるにも最高のスポットである。

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また、ケーブルカーも整備されていて、こちらから旧市街を眺めることも可能だ。

 

ドゥブロブニクの観光は大まかに分類することができる。

 

 まずは中世~近世にかけての建物の鑑賞だ。

旧市街地の中心のプラツァ通りやロブリイェナッツ要塞、ピレ門にフランシスコ修道院など文化的価値の高い石造りの建造物たちは数多い。

また、町を眺めて回っていると独立時の紛争の傷跡にも触れることができるだろう。

当時の資料を展示している博物館もある。

アドリア海の真珠と呼ばれるほど美しい街並みが有名なドゥブロブニクだが、別の一面があったこともわかる。

 

美しいアドリア海に面した町であるドゥブロブニクの近くにはいくつもの島が浮かんでいる。

 

かつてオーストリア大公の別荘だったロクルム島は、植物園が造られクジャクが持ち込まれた。定期便もあり観光に便利だ。

 

ムリェト島は森林におおわれ、どちらかというと静かで人気のあまりない島である。

観光地の喧騒から離れたくなったら、出かけるのが良いだろう。

 

戦火から立ち直り、世界有数の美しい景観を持つドゥブロブニク。

日本にはあまりなじみのない地域かもしれないが、地中海の対岸のイタリアの各都市に引けを取らない魅力的な町である。