今日はせたな町について調べてみた。
人口は約8500人。日本海に面した漁業の町である。また、離島を除くと北海道最西端の町でもある。
2005年に瀬棚町、北桧山町、大成町が合併してできた町である。
道の駅は旧大成町域にある「てっくいらんど大成」。
海水浴場のすぐそばにある小さめの道の駅だ。
てっくいとはヒラメのこと。
ヒラメはユーモラスな外見とは裏腹に性質が凶暴で手にも食いつくことからてっくいと呼ばれている。
町内には南北に縦断する国道229号、今金町・長万部町方面へ向かう国道230号が通っている。
かつては国鉄瀬棚線が長万部町の国縫(くんぬい)駅との間を通っていたが、1987年に廃止となった。
旧北檜山駅、瀬棚駅跡には記念碑も残されている。
荒々しい日本海に面した町であり、海岸線にはスポットが多い。
高さ30mの三つの岩が海岸近くにそびえている。
少し内陸に行くと牧草地が広がる立象山展望台から海岸を眺めることもできる。
ここはキャンプ場も併設されているので、宿泊して夕日を見るのも良いだろう。
ここは日本で一番高い灯台である。
(海抜ゼロメートルから灯台の先端までの高さが一番高い)
灯台そのものの高さが高いわけではなく、高い場所に立っている灯台ということだ(笑)
ここは日本初の女医、荻野吟子が開業した地でもある。医療だけではなく文化活動にも大変貢献し、開業の記念碑が建てられている。
北桧山町は海岸線よりも内陸部が中心であった。
町役場はそのまませたな町の町役場となっている。
玉川神社の水仙は全国水仙サミットの舞台にもなり、町のカントリーサインになった。
狩場山登山道途中の熊戻渓谷は熊でも戻ってくるほどのけわしい谷という由来で名づけられた。紅葉の時期が特にお勧めだそうだ。
旧大成町は久遠漁港を中心とした漁業の町。
ここは親小熊岩というアイヌの悲しい伝説が残る岩が有名。
これは本当に親子の熊が向かい合っているように見える。
この辺りを通るときはぜひ立ち寄ってほしい。
他にも奇岩が多く、のんびり海岸線を眺めながらドライブするのがお勧めだ。
また太田山神社という超アドベンチャー神社も有名だ。
参拝するには海岸沿いの崖を登って行くのだが、はっきり言って危険である。
複数で、明るい時間帯に行くことをお勧めする。
松前藩の祖である武田信弘にも縁があり、道南でも屈指の歴史を誇る神社である。
せたな町のカントリーサインは3つの町のシンボルがそれぞれ描かれいてる。
最後に、この町の観光ポスターは道内でも有数のインパクトを誇る。
最初に注目を浴びたのは冬のソナタをモチーフにした「夏のセタナ」
ヨン様もどきとチェジウもどきが寄り添っているポスターが北海道のコンクールで最優秀賞に選ばれた。
その後もビリーザブートキャンプやサザン、オバマ大統領、ローマの休日、ローラ、大谷翔平、ドラクエ、最後の晩餐、ゲスの極み乙女などを喚起させるユニークな観光ポスターを毎年作成している。
http://www.town.setana.lg.jp/industry/syoukou/article68.html
2017年はどんなポスターになるのか楽しみである。