今日は森町(もりまち)について調べてみた。
人口は約1万6千人。
2005年森町と砂原町の合併により、現・森町が誕生した。
農業、漁業が盛んである。
道の駅は旧森町と旧砂原町に2か所建てられている。
森町の道の駅は裏手にオニウシ公園と青葉が丘公園がある。
道の駅自体はやや古い施設だが、公園と一体化しており特に桜の季節は観光客でにぎわっている。
公園中に桜が植えられており、桜を眺めながら散歩することができる。
砂原町の道の駅は漁業の街らしく、海産物のお土産が充実している。
4階の展望台からは砂原市街、太平洋、道南の名峰駒ヶ岳を臨むことができる。
町内を国道5号線が縦断している。
旧砂原町方面は太平洋沿いに進む国道278号が市街を貫いている。道の駅付近には季節の花が4kmに渡って植えられており、訪問者を迎えてくれる。
鉄道も国道に沿って線路が引かれている。
森駅で5号沿いに走る函館本線と278号沿いの砂原支線に分岐している。
森駅では名物いかめしを販売している。
ボリュームにはやや欠けるものの、駅弁では全国でも屈指の人気を維持している。
函館が近いため、観光地としてはやや地味な印象があるが、町北部の濁川は温泉郷になっており、10軒程の入浴施設が存在する。
18世紀から利用されていた記録が残っており、伊能忠敬も訪れたという。
濁川温泉からやや南には鳥崎渓谷八景という景勝地もある。
ここは市街地からかなり離れており、喧騒とは無縁の世界である。
紅葉や渓流釣りが目的の人が多いようだ。
幕末、函館の五稜郭で戦った榎本武揚や土方歳三が本州から上陸したのがこの森町である。JR桂川駅の近くに上陸の記念碑と資料館が建てられている。
当時函館は国際貿易港となっており、戦闘で被害を与えることは後々良くないと幕府軍は判断したようだ。
したがって、少し離れたこの地に上陸したそうである。