万字線沿線を離れて、次の目的地に向かうことにした。
道道38号から脇道に入る。
畑が広がる丘陵地帯を気持ちの良いドライブ。
やがて道道30号にぶつかる所で、あれ?
電車?
車を停めてじっくり観察。
後でわかったことだが、ここは大地のテラスというレストランの敷地内。
2015年の3月末で老朽化により廃車となった711系と言われる車両を鉄道愛好団体がクラウドファンディングによって2両の保存に成功。
この場所で飲食・イベントスペースとして新しい役目を仰せつかったわけだ。
確かこの話は北海道ファンマガジンというサイトで見たことがあった気がする。
ちなみにこの711系というやつは私が高校・大学時代に通学で乗っていた車両である。
パッと見た時にもしやと思っていたが、後で調べて間違いないことが分かった。
幼いころに余市町の祖父母の家に行くときなどにも利用していたこともあって一番なじみの深い車両である。
通学時は朝の混雑した車内にうんざりしていたが、最も落ち着く車両でもあった。
思わぬところで旧友らしきものに出会って若干動揺気味である。
今回は素通りしたが、確認が取れたのでいつの日か再会を果たそうと思っている。