世界ふれあい街歩き ― アモイ・コロンス島 ―

世界ふれあい街歩きシリーズ。

今回は中国福建省厦門(アモイ)へ。

 

まずは福建省について

wikipedia:福建省

 

中国の南部、沿岸地帯に位置する。

人口は3700万人ほどで、略称を閩(びん)と称している。

山地が多かったため、海外へ移住する者も多く、福建省をルーツに持つ華僑は多いようだ。

 

日本とのつながりについては

Amazon CAPTCHA司馬遼太郎街道をゆく 閩のみち」

に詳しい。

 

烏龍茶の産地としても知られている。

 

今回は福建省第二の都市、アモイへ向かう。

 

 厦門経済特区の一つであり、人口370万人の大都市である。

明の時代から貿易で栄えた港町である。

 

 アヘン戦争後イギリスに占領され、共同租界となり外国商館が建ち並ぶ町となった。

特にコロンス島には領事館が置かれ、現在でも観光地として名高い。

 

f:id:kamonji224:20170618132901j:plain

 コロンス島を臨む。

 

f:id:kamonji224:20170618133028j:plain

鄭成功の像。

明の滅亡後、再興を願って清に抵抗し続ける。

その後は台湾に逃れ、台湾の開発の基礎を築いた。

明の復興はかなわなかったが、台湾に駐留していたオランダ軍を打ち払うなどしたため、台湾では英雄の一人とされいてる。

明の再興を図っていたころ、勢力を蓄えていたのが厦門付近であったため、彼を記念する博物館も建てられている。