小平町 ― 鰊番屋をシンボルに ―

今日は小平町について調べてみた

wikipedia:小平町

 

人口は約3千人。

日本海沿岸、小平蘂川に沿って開けた町である。

 

国道232号、通称オロロンラインが日本海沿岸に沿って南北に町を貫いている。

かつては鉄道の羽幌線、天塩炭鉱鉄道、達布森林鉄道が存在していたが今ではすべて廃線となっている。

 

臼谷駅、小平駅跡は公園となっているようだ。

 

廃線となった駅跡が道の駅に姿を変える事例は少なくないが、この小平町の道の駅は違う形となった。

 

町の北部、鬼鹿地区に道の駅は建てられた。

隣には花田家番屋という史跡が建っている。

小平町の網元であった花田家の鰊番屋は明治38年に建築され、今では町が所有する国指定の重要文化財となっている。

現存する鰊番屋としては国内最大の大きさのようだ。

道の駅は隣に建てられ、最近リニューアルされた物産館と食事施設が並んでいる。

農水産物やにしん料理がおすすめである。

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また、道路の反対側には松浦武四郎が詠んだ歌碑が建てられ、夕日スポットにもなっている。

 

上記のとおり沿岸部はかつてニシン漁で栄え、現在も名残を残している。

一方で山間部の主要産業は炭鉱と林業であった。

 

鉄道によって留萌炭田の北炭天塩炭鉱から石炭を運び、さらに人造石油の研究開発も行っていたようだ。また、同時に木材の輸送も盛んに行われていたようだが、石炭の枯渇とトラック輸送への転換によって1967年に廃線となった。

天塩炭鉱鉄道は小平市街を経由せず、山間部の達布地区から留萌駅へ直接線路が通っていた。

 

また、それから20年後には羽幌線も廃線となり小平町から鉄道は消えた。

 

炭鉱はほぼ姿を消し、山間部には小平ダムが建設された。

下流の公園には等身大クビナガリュウが設置されている。

小平町は恐竜の化石も出土し、その筋ではそれなりに有名なようだ。