アシモフの科学エッセイ ― 地球から宇宙へ ―

アイザック・アシモフの科学エッセイ第2巻

「地球から宇宙へ」(ハヤワカノンフィクション)

 

 

 

ゴリゴリの理系ノンフィクションだが、各章のタイトルだけ見ると時に文学的、時に哲学的、あるいはミステリー調だったりする。

アシモフの知識そしてユーモアを楽しめる一冊になっている。

実際、各章の導入部は落語や漫談のようなつかみから始まっていてある意味一番楽しい部分である。

 

第一部

ああ、東は西、西は東

果てしなき水

地球の上と下

地球の島

未来の時

科学の貴族たち

 

第二部

感嘆符!

実験室に死す

科学者は誰でしょう

不確かさの確かさ

先生に見られないように

ミュー大陸

 

第三部

時間と潮汐

ダモクレスの岩

天界の調和

クシャーッ

陽子で数える

 

昭和53年発行の本なので、もちろん古びた知識だらけではある。しかし初心者にはかえってとっつきやすいかもしれない。