ベトナムのほぼ中央に位置する町である。
ベトナム南部に栄えたチャンパ王国時代にはすでに港町として機能していた。
16世紀末にはポルトガル人、オランダ人、中国人、日本人が来航し貿易で栄えた。しかし日本の鎖国、さらには大型船が寄港するには水深が足りないなど徐々に交易が停滞し、町は衰退していった。
しかし、そのおかげもあって、当時の古い街並みはそのまま残った。ベトナム戦争の戦火も逃れ世界遺産にも登録されることとなった。
ホイアンの港。
並ぶ建物はかつての商館だろうか。
日本人が造ったともいわれる来遠橋。日本橋と呼ぶ人も。
毎月一度行われるランタンまつり。
江戸時代に日本から伝わったともいわれる。
この日は町中の電灯を消して、灯りはランタンのみになるらしい。
近隣にはベトナム有数の国際空港、ダナンがあることもあって交通の便も良く観光地として復活したホイアン。市街地はこぢんまりしており、一日観光するにはうってつけのようだ。