世界ふれあい街歩き・2006年6月13日放送はベトナムの古都・フエ。
ベトナム最後の王朝・阮(グエン)朝の首都であった。
グエン朝は19世紀初頭から20世紀半ばまで存在した王朝である。
末期にはフランスの支配下にあった。日本軍の侵攻及び敗戦と同時にベトナムはフランスからの独立を果たし、王朝も倒れた。
また、古代にはベトナム南部を支配したチャンパ王国の首都でもあった。その後は地理的にベトナムの南北の境界線の町となることも多く、ベトナム戦争時にも戦闘が展開された。
現在はグエン朝時代の王宮や寺院などの遺跡が残り、ベトナム屈指の観光都市として名をはせている。
王宮の門
正午に太陽が門の真上に来るよう設計されている。
王宮は堀に囲まれ、王宮内の建造物は皆陶磁器や硝子でふんだんに装飾されている。
フエ市内には歴代皇帝の陵墓もあり、シクロと呼ばれる現地の自転車タクシーで周ると楽しいだろう。