留萌本線を辿る番外編 ― 増毛駅跡 ―

留萌市から国道231号線を南下して増毛町へ。

 

かつての留萌本線はこの国道に並走して増毛町まで到達していたが、2016年に留萌駅増毛駅間は廃止となった。

 

その筋では高名な無人駅たちもあったが、今ではほとんど撤去されている。

今回は増毛駅のみ訪ねた。

 

 

 

 かつては鰊で栄えた増毛。また、留萌は波が荒く、港の整備が遅れたために良港であった増毛まで鉄道が伸びたという。

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 駅は再開発で工事中であった。

観光拠点にするべく、大改装中らしい。

かつての外観をよみがえらせるようだ。

 

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駅からは灯台が見える。

 

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駅前には風待食堂という名の観光案内所

夏場は食事もあるようだが、基本は鉄道と増毛を舞台にした映画などの雑貨を売っている。パンフレットも豊富だ。

 

お土産を買う時間がなかったため、やむを得ず帰路につく。

国道に戻る途中、ちょっと車を停める。

 

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大きな木造校舎が目に付いた。

 

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体育館も残されている。

 

ここは旧増毛小学校。

老朽化のため、小学校は廃止となった増毛高校に移転した。

校舎は文化的価値を認められ、立入禁止ではあるがしっかり保存されている。

 

北海道で最大にして最古の木造校舎であり、最盛期には千人近くの児童が通っていたという。現在人口4,5千人の町からは想像がつかない。

 

 

ゆっくり歩いて回るとなかなか楽しい町なのだが、今回は時間がないのであっさり引き返してしまった。