今日は2006年9月12日に放送された世界ふれあい街歩きで訪れたハンガリーのショプロンについて調べてみた。
まずはハンガリーについて
ヨーロッパの中央部に位置し、人口は1千万人弱。
首都はブダペスト
国土の大部分はなだらかな丘陵である。ヨーロッパ有数の温泉大国でもある。
ショプロンはハンガリー西部、隣国オーストリアに向かって突き出たような位置にある町だ。
中世、ハンガリーの大部分はオスマン・トルコの領土となったが、ショプロンは侵攻を逃れたことで当時の街並みを残すことができた。
その後、町は大火に見舞われるも復興したバロック様式の建造物と火の手を逃れた建物が調和する町となっている。
1989年、旧東ドイツ国民がピクニックと称してハンガリーに入国後、ショプロンを通って隣国オーストリアに入国。東西ドイツ分離状態が崩壊するきっかけとなった。冷戦終結を語るに欠かせない都市でもある。
市内で最も有名なのは火の見塔
町のランドマークである。
下部は中世に作られたルネッサンス様式。上部は火災後バロック様式で再築され、二つの様式が混合する特徴的な建物である。
塔に登ると旧市街を見渡すことができ、ショプロンに来たら誰もが訪れる場所である。
ショプロンの街並み
火の見塔のすぐそば、中央広場には三位一体の像やファブリツィウシュの家、ラックネルの家、シュトルノの家など町を代表する建築物が並ぶ。
また山羊飼いであったガイゼル・ヘンリックが、掘り当てた埋蔵金を寄付して建てられた、その名も山羊教会も町を代表する名所の一つ。
中世には戴冠式も行われた。