今日は神恵内村について調べてみた。
人口は1000人足らず。
音威子府村と並んで道内最小の村である。
積丹半島の西側に位置し、明治時代より漁業で栄えてきた。
ニシン漁の衰えた現在もウニやアワビ、ホタテなど漁業が主要な産業である。
海岸線に沿って国道229号が村を貫いている。
隣の積丹町と神恵内村の間が開通したのは1996年になってからであった。
国道沿いは山が海に落ち込む断崖絶壁であり、わずかな平地に人々が暮らしている。
道の駅も国道沿いにあり、台風の被害により数年間休業したこともあった。
人工的な観光スポットは少ないが、廃校を利用した日本郷土玩具館やあんない展望公園が見所か。
観光係長に任命されているどらごん太がカントリーサインに描かれている。
古平町との間にある当丸峠の当丸沼に住んでいるらしい。
峠を降りてくると998温泉という変わった名前の温泉がある。
道道998号にちなんだ名称である。かなり塩分が濃く、その筋では有名である。
この村を訪れる人は海産物目当ての方が多いと思うが、日本一トンネルの多いエリアともいわれるだけあって、険しい海岸線の景色を楽しむ人も多い。
真ん中にぽっかりと穴の開いた窓岩やジュウボウ岬の西の河原が有名だが、現地に近づくには船でないと厳しい。
西の河原はかつて遊歩道もあったが、今では閉鎖状態である。
海岸線を辿って行けないこともないが、釣り人が熊と遭遇した例もあり、訪れるには地元の漁船をチャーターするのが良いだろう。
村役場近くの菅原商店は珍しい干物を売っており、村を通ることがあれば一度は訪れるべきだ。本当にこの店でしか取り扱っていない干物もある。