世界ふれあい街歩き ― ハルビン ―

今日は2006年12月19日に放送された世界ふれあい街歩きで訪れた中国のハルビンについて調べてみた。

wikipedia:ハルビン

 

 

ハルビンは中国北東部の黒竜江省に位置する。

黒竜江省はロシアのハバロフスク地方などと接しており、アムール川が国境になっている。古代には渤海という国が栄え、近代では清朝を建てた女真族の故郷である。20世紀前半にはロシアが統治、その後は満州国支配下でもあった。

1909年に伊藤博文が暗殺された地である。

 

近隣はいわゆる黒土地帯であり、農業が盛んである。町の中心を通る松花江での漁業もおこなわれ、近年ではIT産業なども発展している。

 

アムール川最大の支流である松花江の中の島は太陽島と呼ばれ、公園が整備されてハルビンのランドマークとなっている。

緑が多く、鳥類や小動物なども数多く生息しており生態系保護の拠点にもなっている。

 

川岸には中央大街というアジア最大の石畳の目抜き通りがある。

ロシア統治時代の建物が多く残り、現在は巨大なショッピングセンターなども林立する中国では珍しい多種多様な建物が入り混じる街並みとなった。

その中でとくに人気があるのが聖ソフィア大聖堂。

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もともとはロシア人のための教会であった。現在は教会としては使用されず博物館のようなかたちで写真や模型なども展示されている。

 

中国でも有数の巨大都市であるが、東洋と西洋の文化が入り混じり歴史を感じることもできる町である。