今日は2013年12月3日放送の空から日本を見てみようで紹介された草津温泉について調べてみた。
人口は約6千人。
標高は1000mを越え、冬の寒さはかなり厳しい地域である。
「キング・オブ・スキー」の異名をとった荻原健二の出身地である。
草津温泉は酸性泉で湯治客も多い。
草津白根山の地下水と火山ガスがまじって源泉を生じていると考えられている。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)、行基、源頼朝が開湯したとの伝承があるが、正式な記録は残っていない。
戦国時代にはすでに知名度が高く、江戸時代には温泉番付で何度も最高位になった。
明治時代にはドイツ人の医師ベルツによって病気療養所としての地位が確立され、ハンセン病患者などの湯治客が主となった。
その後、ハンセン病の治療が進むと同時に観光地として変遷を遂げることとなった。
温泉街の中心には湯畑と呼ばれる源泉がある。
草津温泉の中核をなす源泉で、周りは遊歩道になってお、足湯施設もある。
機の桶は湯の華を撮るために設置されている。
夜はライトアップされ、また違った雰囲気に。
目の前に建つ熱乃湯では湯もみショーや湯もみ体験も行われており、まさに草津温泉の中心地である。
ここからお土産屋の並ぶ西の河原通りを通って西の河原公園へ行くと、こちらも源泉が至るところで噴出している。
温泉街には三大温泉薬師と言われる光泉寺に、熱帯園やベルツ記念館などもあって散策を楽しめる。
南東には秘境、嫗仙の滝。
北西の白根山山頂近くには火口湖の弓池や湯釜と自然美を楽しむこともできる。
2018年1月に白根山は噴火したため、しばらくは山頂付近には近づけないようだが、草津温泉には影響は少ないようだ。
豊かな温泉に恵まれているということは、やはり火山の活動も活発なことが多いのだろうか。温泉地の宿命かもしれない。