今日は新冠町(にいかっぷちょう)について調べてみた。
人口は約5500人。日本でも有数の競走馬の産地である。
町の北部は日高山脈に属し、南部は太平洋に面している。
海岸沿いに日高地方の大動脈である国道235号が通っている。
並行してJR日高本線も通っているが災害によって現在は運行休止。
このまま廃線となる可能性が高い。
新冠町内には3つの駅が設置されている。
国道沿い、町の中心部近くにはレ・コード館というミュージアムがある。
平成3年度より町おこしの一環としてレコードの収集を始め、2017年には100万枚に到達した。
新冠と言えばやはり競走馬である。
ハイセイコーやナリタブライアンなどの名馬を算出した地なのだ。
サラブレッド銀座と呼ばれる道道209号沿いには、ハイセイコーの墓やナリタブライアンに余生を新冠町で過ごしたオグリキャップの資料館がある。
道路沿いには駐車公園もあって競走馬の牧場を見渡すことも可能だ。
地下深くの粘土が地下水やガスによって地表に噴出し、泥となって堆積してできた丘陵のことをいうらしい。火山と言っても噴火とは関係ないようなので特に心配することはないそうだ。日本にここだけという看板もあり、いつかブラタモリで訪れてほしい場所である。
町内には判官館森林公園というキャンプ場併設の公園があり、家族連れに人気である。
ちなみに判官とは源義経のことである。新冠町には義経が落ち延びた場所という伝説があり、カントリーサインにも馬に乗った義経が描かれている。
町内を流れる新冠川は百名山にも選ばれている、日高山脈最高峰の幌尻岳を水源としている。上流には北海道電力の管理する最大のダムである新冠ダム、さらに奥地に奥新冠ダムが建設された。
奥新冠ダムは北海道では珍しいアーチ型ダムであるが、険しい山岳地帯にあるため一般の人は立入不可能である。