今日は2007年4月24日に放送された世界ふれあい街歩きで紹介されたトルコのブルサという町について調べてみた。
トルコ北西部に位置し、自動車産業が盛んである。
フィアットのライセンスを持つトファシュやルノーが51%の株式を持つオヤック・ルノーが工場を置いている。
古代よりシルクロード西端の町として栄えていた。
1326年~1365年まではオスマン帝国の首都でもあった。
町には初代皇帝オスマン1世の銅像も建てられている。実際に首都としたのはその息子のオルハンであった。
商業の拠点として栄え、イタリアの商人も買付に訪れていたと言われている。
その後現在のギリシャとの国境に近いエディルネが首都となるが、その後も重要な都市であり続けている。
トルコでは4番目に大きい都市であるが、オスマン時代の建物も残っている。
町の中心部に位置するウル・ジャーミイは20のドームが並ぶグランドモスク。
皇帝たちの霊廟であるイェシェル・テュルベは八角形の建物で緑の霊廟とも言われる。
そして皇帝の命で建てられた隊商宿(ハン)
多くは石造りの建物で、現在は修復されてバザールなどを行っているところも多い。
中庭を厩として利用し、2階建ての宿がその周りを取り囲むような様式が特徴だ。
オスマン時代の街並みが最も残るジュマルクズク集落やかつての城壁跡にできたトプハネ公園、橋の上に伝統工芸品の商店が並ぶイルガンディ橋にブルサとトルコの歴史を学べる市立博物館など見所は数多い。
またヨーグルトをかけて食べるイスケンデルケバブの発祥の地とも言われる。トルコ文化と歴史を楽しめる町である。