今日は2007年5月8日放送の世界ふれあい街歩きで紹介されたアメリカのミズーリ州のカーセージについて調べてみた。
アメリカの中西部に位置しミズーリ川、ミシシッピ川が流れている。
州の東西の端にあるセントルイスとカンザスシティが州を代表する都市である。
今回訪れたカーセージ(カーシッジ)はミズーリ州の南西部に位置する。
イリノイ州シカゴとカリフォルニア州サンタモニカを結び、アメリカを横断していた国道66号線沿いにある町である。
国道66号線は1920年代にアメリカ最初の国道の一つとして整備され、初めて舗装された道路でもある。
大恐慌時代にはカリフォルニアへ向かう人々が通った道であり、1950年代にはロサンゼルスをはじめとする観光地へ向かう道路となった。
道沿いにはドライブスルーやモーテルが立ち並び、アメリカの文化の縮図ともいえる光景となっていた。
しかし1966年高速道路の建設を促進する法律が可決され、都市間を直線で結ぶ高速道とが徐々に建設される。そして1984年、ルート66は廃線となったのだった。
カーセージは19世紀に鉄や亜鉛の産出によって栄え、当時建てられたビクトリア調の豪華な住居が今も並ぶ町である。
ルート66がアメリカの大動脈であった頃は大いに栄えていたが、現在は当時の街並み、南北戦争の史跡などの観光が主要な産業となっている。