八戸から新幹線に乗って小一時間で盛岡駅に到着。
新幹線の他に東北本線、IGR岩手銀河鉄道、秋田新幹線に山田線など鉄道のターミナルとなっておりなかなか大きい駅である。
近くの宿に荷物を置いてさっそく市内を散歩。
最初に向かったのは材木町というエリア。
途中で北上川を渡る。
橋から真正面に岩手山を望む。
宮沢賢治も良く登ったという。通称岩手富士。
橋を渡ると材木町エリアだ。
材木町の由来
北上川は物流の大動脈でもあったようだ。
ここの商店街には賢治(以下KJと記す)の生前に唯一出版された童話集「注文の多い料理店」の発行を行った光源社がある。
今は岩手県の民芸品を取り扱っているらしい。
店の向かいにはKJの像が。
傍らの帽子のつばには列車が(銀河鉄道だよね?)
背中には愛用のチェロ
この商店街にはKJに関するモニュメントがいくつもあってしばらく見て歩いた。
石座・・・?
石っこ賢さんとあだ名がつくほど石好きだったKJ
近隣で産出する石が並んでいた。
時計にぽつねんととまっている梟。
音楽も好きだったのだ。多趣味である。
セロ弾きのゴーシュのセロってチェロのことだと知ったのは20歳を過ぎてからだったな。
~座というのは星座を模しているのだろう。
言われてみると、KJの童話は日本の仏教説話のようなものもあれば洋風な世界観の物語もあった。実家が裕福でいろんな本を読み漁っていたのだろう。世が世なら事あるごとに海外旅行に行っていたのではないだろうか。
生前作品が日の目を見なかったことから、売れない童話や詩ばかり書いていたイメージがあったが、実際は農業学校の教師として一生懸命働き、一方でこれだけ多趣味であった。よく童話や詩を書く暇があったと思う。KJの友人や弟の話によるとなかなかユーモアのある人でもあったらしい。
ちょっと見る目が変わった。