元夕張線をまわる ― 鹿ノ谷駅 ―

清水沢駅から北へ、小さな峠を越えてまもなく鹿ノ谷駅に到着する。

 

 

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道道からいくぶん東に入ったところにある。駅舎も駅前の広場もそれなりの広さを持った駅である。

 

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待合室にはミニ写真展

力強く走るSLや冬山の中にぽつんと佇むように走る単行列車。

いつまでも残してほしい記録である。

 

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跨線橋から

広い構内に左手には線路の跡がかすかに残っているように見える。

 

かつては夕張鉄道との接続駅であり、拠点駅でもあった。

周辺は北炭の幹部職員の居住地が広がる、高級住宅街であった。

現在でも夕張鹿鳴館でその名残を垣間見ることができる。

また、高倉健の映画で有名な幸福の黄色いハンカチ思い出広場も車で数分のところに位置する。

 

夕張鉄道本社はバスの運行事業を営んでいる。本社もかつての路線近く、現在の道道3号線にほど近いところに置かれている。

 

札幌・栗山方面には便の良い場所ということもあり、市内ではわりとにぎやかな地区であると言えるだろう。