家族旅行・函館 ― 道の駅 YOU・遊・森 ―

ハーベスター八雲から太平洋に沿って国道5号線をひた走る。

小さな漁村をいくつか通り過ぎると森町の市街地に到着。

道の駅で休憩だ。

 

 

 

暑かったので、皆でアイスクリームをなめて休憩。

 

さらに売店でかけ橋カードを頂く。

かけ橋カード

かけ橋カードNo1だ。

真正面から真っ直ぐに伸びる橋を撮影している。

シンプルな構図だが、意外にこのパターンは初めてかもしれない。

 

かけ橋カード

プレストレストとはPrestressed:初期応力のあるという意味。

これだけではなんのことだかよくわからない。

 

一般にコンクリートは圧縮力には強いが、引張力には極めて弱い。

対応策として鉄筋を組み込むはことで引っ張られる部分の補強をしているが、それでもコンクリート部分のひび割れは防げなかった。

 

プレストレストコンクリートは強度の強い鋼材を緊張させ、そこにコンクリートを組み込む。こうすることで鋼材は常に圧縮しようとする力を与え、コンクリートにかかる引張力を緩和せることになる。

 

・・・ネットで調べるとこういう意味だと思ったのだが間違っていないかな。

興味のある人はプレストレストコンクリート協会という団体があるので、そちらを見てみると良いでしょう。

 

一般社団法人 プレストレスト・コンクリート建設業協会 (略称)PC建協

 

上姫川橋位置はここ。

 

 もっと人気のない所かと思ったが、意外に田畑が広がる場所であった。

尾白内川を渡るための橋のようだ。

 

 2階の展望台へ行ってみる。

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駒ケ岳が見える。

こちらからみると標高の高いところは赤茶けた部分が多く、噴火・爆発した部分が綺麗にへこんでいるのがわかる。

 

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太平洋と海岸沿いの集落も見える。

 

家族旅行・函館 ― ハーベスター八雲 ―

8月某日。

今回は2泊3日で函館へ家族旅行に出かけた。

 

運よく台風をやり過ごし、ほぼ晴天。というか暑すぎた。

 

朝札幌を出発し、若干霧のかかった中山峠を越えて10時ころには快晴となった。

高速は使わず、のんびりドライブ。 

 

昼ご飯はハーベスター八雲で。

 

 

ここは八雲PAからもすぐそばで、小高い丘になってはいるがPAに車を停めて歩いてくることも可能。

 

かつては日本ケンタッキー・フライド・チキンの国産鶏プランテーションとして建設された。国産ハーブ鶏の発祥の地でもある。

 

経営しているのは食品メーカー・外食事業を行う㈱ジェーシー・コムサという企業。

 

レストランの周りにはウサギを飼育している小さな庭やお土産の売店もあった。

 

さて、レストランに入る。

基本的にはイタリアンレストランのメニュー。

トレイを持ってチキンやパン、ポテトなんかを選んでそのまま受け取る。

メインは調理後、呼び出しベルが鳴ったらレジに受け取りに行こう。

ピザは大きな石窯で焼いた後、すぐそばでお渡しだ。

 

私のチョイスは海のスパゲティー

ハーベスター八雲 海のパスタ

スパゲティーとあるが麺は平打ちのやつ。

まあ細かいことはどうでもいいでしょう。

トマトソースとハム、そしてホタテなど海の幸が入った冷たいパスタ。

 

定番人気メニューということで、天気のいい日はテラス席から海が見えるのでこれを頼みたくなるのは人情でしょう。

 

さてハーベスター八雲の丘を下って道路の反対側は噴火湾パノラマパークという公園になっている。

PAエリアには屋内の遊び場もあるが、坂の下には広い公園。

キャンプ場もあって、一帯は噴火湾パノラマパークという施設になっている。

噴火湾パノラマパーク

娘はフワフワドームというトランポリンに近い遊具に心を撃ち抜かれました。

 

噴火湾パノラマパーク

道路沿いには花畑。

この日は向日葵が見頃。

 

噴火湾パノラマパーク

お前、皆と違う方向見てるけどいいのかい?

写真には取りやすいけど。

苫小牧あちこち ― 胆振総合振興局森林室 ―

SL2台の鑑賞後、国道と王子製紙関連施設の間にある住宅街へ。

ここの一角にある胆振総合振興局の森林室にやって来た。

 

 

 

お目当てはこちら。

苫小牧市 治山ダムカード

 

まさに小さな谷に設けられた名の通りの治山ダム。

 

苫小牧市 治山ダムカード

谷止工は主に荒廃した沢に設置されるそうだ。

渓流の勾配が緩くなり、川底川岸の浸食が防がれる。

また、上流の土石流を防ぐ効果もあるという。

 

むかわ町の穂別栄とはこの辺り。

 

 

鵡川の東岸。

僅かな水田地帯を除き山地が大半を占める地域だ。

 

苫小牧あちこち ― アカシア公園 ―

続いて苫小牧駅に近いアカシア公園にやって来た。

 

 

 

住所は苫小牧市王子町。公園の西側は王子製紙の工場や施設が並ぶ地域とあって、地名にも王子の名がつけられたようだ。

 

ここにもSLが静態保存されている。

苫小牧市 アカシア公園

こちらは屋根付き柵付き。

見てわかるように小さな車体である。

 

苫小牧市 アカシア公園

この蒸気機関車王子製紙が所有していた軽便鉄道で使われていたというわけだ。

 

軽便鉄道とは一般的な鉄道より安価・簡易な規格を用いた鉄道。

軽量かつ軌間が狭いレールを使用するなど様々である。

 

今でも支笏湖湖畔で案内板にある山線の名残を見ることができる。

kamonji224.hatenablog.com

 

苫小牧市 アカシア公園

4号車の「4」という数字がど真ん中に。

科学センターに保存されている車両と比べるとかなり小さめ。

 

苫小牧市 アカシア公園

運転席にも「4」の字が。

柵で車輪部分が映らなかったのは失敗。

 

もう一枚撮影しておくべきだった。

 

苫小牧市 アカシア公園

これが貴賓車。

残念ながら内部は見えず。

どの程度の速度で走ったのかはわからない。この保存車両だけを見る限り、走行する姿は牧歌的な風景しか思い浮かべることができない。

 

ちなみに昭和天皇夫妻が見学したという発電所群は今も現役で稼働中。

kamonji224.hatenablog.com

 

 

苫小牧あちこち ― 苫小牧市科学センター ―

さて、苫小牧市に到着。

 

時間の許す範囲であちこち見てまわることにした。

 

まずは苫小牧市科学センター。

 

 

最初に屋外展示してある蒸気機関車を見学。

苫小牧市 SL

C11 133号機

 

C11号機は小型化と長距離化を目的に設計されたC10号機のさらに改良版で、重量の削減にも成功し、入線可能な線区が大幅に増え、国鉄史上でも有数の成功作と言われる。

 

苫小牧市 SL

運転席も見学可能。

蜘蛛の巣などはなく、つやつやだ。

 

苫小牧市 SL

ざらしではあるが、メンテナンス状態はまずまず良好に見える。

 

苫小牧市 SL

133号機は2次型であった。

 

苫小牧市 SL

主な走行路線は留萌線深名線釧網線と苫小牧とは離れた地域であるが、同形式車両が日高本線を走っていたという縁で保存されることになったのだろうか。

 

兄弟車両を思い出す人も多いかもしれない。

 

 

さて、科学センターの見学は省略してしまったが、別館のみ覗かせてもらった。

 

そこには「宇宙ステーション」が保存されているのだ。

部屋いっぱいに展示されているのと、見学者がそれなりにいたので全体を収められなくて訳の分からない写真だが、宇宙好きの人は是非一度見てほしい。

 

これは、1986年旧ソ連が打ち上げた宇宙ステーション「ミール」の予備機である。

本機の打ち上げが成功したため予備機は使用されること無く保管されていた。

 

その後日本での博覧会出展時に日本企業が買い取り、さらに転売されて苫小牧市にやって来た。

 

当時苫小牧市の市長は日本青年会議所の副会頭でソ連との外交にも関与していたそうだ。そんな訳で科学センターに展示されて今に至るというわけ。

 

ミール本機は世界初の長期滞在型の宇宙船として1986年2月に打ち上げられた。

その後他のモジュールとドッキングを繰り返し、科学実験などを行う。

 

2001年老朽化によりニュージーランド沖へ落下焼却により廃棄。

 

次はもう少し宇宙ステーションについて学んでから改めて見学してみよう。