2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

奈良県から北海道へ - 新十津川町吉野 -

北海道の空知地方には新十津川町という町がある。 この町は明治時代に奈良県の吉野郡十津川村から入植した人々が開いた町である。 現在の新十津川町の中心地から離れたところ、石狩市浜益へ向かう国道451号沿いには吉野という集落がある。 故郷の地名がルー…

札幌の隣の伊達市 - 一億円のトイレ -

洞爺湖から支笏湖へ向かうと、途中伊達市大滝区という町を通る。 ここはもともと大滝村という自治体であったが平成の大合併の際に、伊達市と合併する道を選んだ。しかし、間に壮瞥町があるため飛び地となってしまったのだ。 太平洋の内浦湾に面しているのが…

サミットの湖、洞爺湖 - 道の駅 -

サイロ展望台から札幌へしばらく向かうと、 道の駅がある。 道の駅とうや湖。そのままである。 もっとも湖からは幾分離れているのだが。 食堂や農産物直売所などが設置されており、オーソドックスな道の駅だ。 建物の裏手には展望台もある。 湖まで距離があ…

サミットの湖、洞爺湖町 - サイロ展望台 -

今年、2016年は伊勢志摩サミットが開かれ、話題となった。 8年前のサミットの開催地を覚えている方はどれくらいいるだろう。 8年前の開催地は北海道の小さな町ながら、観光地としてはなかなか有名な洞爺湖町であった。 その名の通り、洞爺湖に面するこの町は…

鉄の街、室蘭 - 発展を支えたダム -

さて、工業地帯となった室蘭は昭和30年代に大きく発展していくが、それに伴って水不足が問題となってくる。 地形的に室蘭市内では水の確保が不可能ということで、隣の登別市に工業用水用のダムを造ることとなった。 それが幌別ダムである。 工業用水ダムとし…

鉄の街、室蘭 - 工業都市の秘境 -

室蘭と言えばやはり工業都市のイメージが強いだろう。 明治5年に札幌へ続く道の築造が始まり、さらに港も開かれた。 三笠など空知地方から運ばれる石炭を船で本州へ運ぶなど、北海道の海の玄関口としてまず栄えた。 その後日本製鋼、そして現在の新日鉄住金…