さて、夕張市街地を見聞した後、
次の目的地である「三菱大夕張鉄道車両保存地」へ向かった。
かつて夕張が炭鉱で栄えていたころに活躍していた車両が展示されている公園だ。
今はもう住人も少なくなった地区だが、かつては各駅を中心に栄えていたはずだ。
先頭車両はこんな感じ。あまり鉄道に詳しくない自分にとって初めて見るタイプである。どうやら北海道仕様のラッセル車らしい。
客車はこんな感じ。うーんレトロ。
客車内部。なぜだかわからないが愛おしく感じた。
グッズの収益は保存に必要な費用に充てているらしい。
今はダムの底で眠っている大夕張地区が存在した事を示す、貴重な証として末永く展示されてほしいと思う。ただ、この公園ではグッズは買えないのだが・・・
もう15年以上も保存活動を続けているようだ。
ふるさとをこの目で見ることがかなわなくなってしまった人々にとって、鉄道というのは、例え現役ではなくても記憶のよりどころとなる大事なものなのだろう。
通学、通勤、家族とお出かけ、進学や就職で夕張を去った日。久しぶりの帰省。
そういう記憶が鉄道と共にあるのは、場所は違えど自分も同じだ。
ここまでくれば、ダムはすぐそこ。行ってみることにした。
また続く。