馬車も走っている。
花の時期にはちょっと早かったので、まだ地味な景色だった。
小さな丘を越えると、一面に海が広がり、なかなか素敵な眺めである。
この後はサロマ湖沿いに進む。
次に向かったのはキムネアップ岬
駐車場手前の道は両サイドから木に囲まれて、枝や葉でトンネルのようになっている。
ライダー等の間では「緑のトンネル」と呼ばれてささやかな人気のようだ。
この時期はそこまで葉は繁っていなかったものの、木漏れ日は確かにきれいだった。
トンネルを抜けると泥んこの狐が走っていた。まだ子ぎつねだったのかな、可愛らしかった。
ここはキャンプもできるが、まだ営業開始前。
人は全然いない。
遊歩道を歩く。
岬の突端に近い所で記念写真。
まだ寒い時期だったが、暑くなると蚊がすごいらしい。秋が良いのかな?サンゴ草もあるらしいし。
帰りに鹿の群れが遠くに見えた。
侵入者を訝るように我々の車を眺めていた。
ここらでホテルへ向かう。
今日の宿はルートイングランティア。
何と閉鎖してしまったようだ。今知った。
少しショックというか寂しい気分である。
周りには何もないが風呂からの眺めも良く、ご飯もたいそう美味しかった。
嫁は朝早く風呂に入ったところ、たくさんの魚船が湖で漁をしている光景を見たそうだ。湖畔じゃないとなかなかそういう景色は見れないだろう。
海だと遠くへ行ってしまうだろうし、天候にも左右されるであろう。
早起きは三文の徳というところだ。
朝食を食べてサロマ湖をぐるっとまわり対岸を目指す。
途中から海と湖の間を走ることになるわけだが、車ではあまりピンとこない。
対岸の端も営業開始前のキャンプ場である。
展望台があったので登ってみる。
良い眺めだが、海も湖もだいぶ見慣れてしまった。
風が強くて寒いのでそそくさと出発した。