2年前、嫁の妊娠中に道南へ旅行した。
道の駅にあるカントリーサインのマグネットを集めるのが主目的だった。
初日は札幌から森町まで中山峠経由で突っ走り、その後は太平洋に沿って道の駅を巡って函館に着いた。
函館で1泊。
次の日は日本海側に沿って知内町、福島町と経由して松前町に着。
ここまで急いで巡ってきたので写真は何もない(笑)
まあそれなりに楽しんできてはいるのだが。
で、松前町に入る。
松前町は福島町と上ノ国町に挟まれているのだが、どちらへ行くにも割と険しい海岸線を通って行くことになる。
現在でもそうなのだから昔は隣町へ陸路で行き来するのは本当に大変だっただろう。
アイヌが攻めてきても守りやすいように松前に城を作ったというがまあ確かに守るには最適だろう。船で本州へ逃げるのもたやすそうである。
さて、福島町から来ると松前の市街地に入る前に北海道最南端の白神岬を通ることになる。
まあ道路沿いに駐車帯と碑があるくらいで大きな観光地ではないのだが、天気が良ければ青森の竜飛岬がわりとはっきり見える。船ならあっという間に着きそうな距離である。
白神岬を過ぎるとほどなく松前の市街地に入る。
まずは道の駅でマグネットとTシャツを買った。(城と桜の絵入り)
この道の駅はわりと新しいのですべてが綺麗。お客さんも結構多くにぎわっていた。
やはり松前と言えば松前城。北海道ではなかなか城にお目にかかる機会が少ないので早速行ってみるが駐車場がなさそうなので徒歩で行くことに。
というのも、狙ったわけではないがちょうどお祭りをやっていたのだ。
「松前城下マグロ祭り」マグロの解体ショーをやったり出店が並んでいた。
その場所が城に隣接している公園だったのだ。
松前のマグロが有名なのかはちょっとわからないが、マグロで有名な大間と松前はちょうど東西に向い合せのような位置である。
毎年祭りをやるほど美味しいマグロがとれて不思議はないのである。
散策しつつちょうどいいのでお昼をとることに。
城を見学しようかと思ったが、実は歩いて行ける距離にもう一つ観光地がある。
ここは江戸時代の松前の城下町を再現したテーマパークである。
武家屋敷、商家、髪結いなど全14棟とお土産屋さん。
こぢんまりとしていはいるが、入場料も360円とリーズナブルなのでちょうど良い大きさともいえる。
祭り会場と違って人もばらけているのでゆっくり見て歩くにはちょうど良かった。
駐車場も完備されているのでこちらに車を停めればよかったかな。
天気が良くてすっかり楽しんだ後戻ることにする。
城を見る時間はなくなってしまったので残念ながらパスして車へ。
ちなみに松前町の商店街は武家屋敷風にアレンジされた建物が並んでおり、それを眺めながら歩くのも楽しいだろう。
市街地から今度は北上する。上ノ国町までの50km弱は険しい海岸、人家も少なくなり寂しい感じがする。
まして、国道は海沿いの集落から少し離れた高台にバイパスとして通っているのでなおさら人気がない。
高所恐怖症の私には不得手な種類の橋が結構あるんだよね・・・