空から日本を見てみようを振り返るシリーズ。
今回は鎌倉
人口は約17万人。
平安時代中期から源氏の拠点の一つとなり、初の武家政権である鎌倉幕府が開かれ、その後も室町時代中期まで鎌倉公方が関東の統治府の役目を担っていた。
その後は一時衰退するも江戸時代以降は古都として観光地色が濃くなっていく。
現在でも多くの古刹等が現存する有数の観光地であり、一方では東京横浜のベッドタウンとしての性格も強くなっている。
鎌倉の主な観光地
鎌倉の大仏があるのが高徳院。有名な大仏であるが建立の経緯などは良くわかっていないそうだ。
源氏ゆかりの神社、鶴岡八幡宮。
源頼義、源義家の親子の勧請が発祥。源頼朝が鎌倉幕府を開いたのちは武家の崇拝を集める。
建長寺・・・臨済宗の本山、北条時頼の庇護の下で蘭渓道隆が初代住職。
円覚寺・・・こちらも臨済宗の本山、北条時宗が中国から無学祖元を招いて創建。
臨済宗のお寺、現在では物資不足の第二次大戦後に杭の代りに植えたあじさいが有名となる。あじさい以外にも花が多く、1年中絶えることはない。
三方を山に囲まれ、残りは海という立地もあり、室町時代以降はあまり発展せず、鉄道の整備と共に観光地として急速に発展したため古い建物が多く残っている。
明治時代には別荘、保養地でありゆかりのある文豪も多い。