空から日本を見てみようシリーズ。琵琶湖後編。
スタートは東近江市
2005~2006年に合併・編入などによってできた市である。
人口は約11万人。
大手メーカーの工場が多いが、その中にあって全国区の知名度を誇る「飛び出し坊や」の発祥の地と呼ばれている。
(みうらじゅんに)
続いて向かったのは彦根市。
人口は11万人。
中山道の宿場町、鳥居本宿と高宮宿があり交通の便として栄えてきた。
室町~戦国時代には京極氏→六角氏→浅井氏と支配者が変わる。浅井氏滅亡後は織田信長の配下、丹羽長秀が佐和山城主となった。
豊臣政権下では堀秀政→堀尾吉晴→石田三成と城主が変わり、関ヶ原の戦い後、佐和山城は廃城となって井伊直正が新たに彦根城を築いた。
最近世間を賑わせているエアバッグのタカタの創業の地である。
また、エレベーター・エスカレーター専業メーカーのフジテックの本社がある。
佐和山城は井伊氏によって彦根城建築のための資材として利用されたため、現在はほぼ何も残っていないそうだ。
一方彦根城は明治時代の廃城令の例外として当時の天守が現存する貴重な城である。
続いては米原市。
人口は3万8千人。
北国街道、中山道が通り、宿場町も数か所ある交通の要所であった。
現在でも滋賀県唯一の新幹線の駅が設置されている。
最後は長浜市
人口は約12万人。 羽柴秀吉が城下町を築いた都市である。
江戸時代には長浜城は廃城となったが、大通寺の門前町として栄えた。
姉川の戦いの舞台となった場所でもある。
現在では名勝・竹生島や黒漆喰の建造物が並ぶ黒壁スクエアなど観光都市として国内でも有数の地位を占めている。