今回の空から日本を見てみようは横浜の近代建築遺産を巡る旅。
人口は373万人。東京23区を除く市町村では日本第一位の大都市である。
今回は横浜に18個ある行政区のうち中区の近代建築の建造物を見てまわる。
横浜市中区は行政機関が集中し、そして港の北側は山下公園などの観光地。南側は重化学工業地帯となっている。
まずは行政機関の歴史的建造物のシンボル、神奈川県庁(通称キングの塔)から。
関東大震災による焼失後、昭和3年に竣工。当時はやりの帝冠様式(洋風の鉄筋コンクリート建築に和風の屋根をかけたもの)である。
続いては横浜税関本関庁舎。(クイーンの塔)
こちらも同様の経緯で昭和9年竣工。同じく帝冠様式。
最後はジャックの塔、開港記念会館。
昭和9年に再建。ドーム部のみ1989年に再建となった。
現在でも公会堂として使われている。
以上が横浜3塔。
さらに有名なのは赤レンガ倉庫か。
明治政府が建設し、現在ではみなとみらい地区の観光スポットになっている。
その他にも旧関東財務局や神奈川県立歴史博物館、東京芸大映像研究科にホテルニューグランドなど近隣だけでもまわりきれない。
横浜市全体では計91件の認定歴史的建造物がある。
内部を見学できる箇所も多数あり、横浜に住んでいる人でも全て訪れるのは一苦労だろう。