今日は芦別市について調べてみる。
広大な市域を持つが9割は森林・山岳地帯。炭鉱で栄えた最盛期は人口7万人以上を数えたが、現在は1万5千人を割っている。
芦別市の道の駅は道内で2番目に登録された。
星のふるさと百年記念館という博物館が併設。芦別の歴史にかかわる展示物やミニプラネタリウムが楽しめる。
道の駅ではガタタン(含多湯)というご当地グルメが有名だ。とろみのついた中華風スープであり、市内の各レストランではラーメンやチャーハンなどに応用されている。
かつては芦別駅から深川市の納内駅を結ぶ芦別線が計画されたが建設途中で炭鉱の閉山などによる影響から中止となった。
ニホンザルなどミニ動物園のある旭ヶ丘公園は小さくて長閑な意外の人気スポットであるが、芦別市にはかつてカナディアンワールドというテーマパークが存在していたのをご存じだろうか。
1990年に芦別市の第三セクターが巨額の費用を投じて建設したテーマパークである。
赤毛のアンの舞台、カナダのプリンス・エドワード島を模した建物が多く作られ、広大な敷地を活かして日本最大のテーマパークと謳われた。
しかし、入場者数は伸び悩み1997年に閉園。1999年から無料の市民公園として再出発することとなった。
その後も維持コストはかなりの負担のようであるが、2014年にNHKの連続テレビ小説花子とアンで思わぬ注目を浴びる。日本各地からファンが訪れるようになれば少し未来があかるくなるのだが・・・
左側は旧デザイン。右側が現在。アンはいなくってしまった・・・
今のデザインは確かに森ときれいな星空ということで芦別らしいものではあるのだが。
また、この公園は国道452号線沿いであるがこの国道はまだ開通しておらず工事中である。開通すると大観光地・美瑛から直接芦別へ向かうことができる。
観光ルートの一つになれば芦別市の活性化にもつながるのは必至なので期待である。
公園自体もポテンシャルは高いのでいかに人を呼び寄せるかが課題である。
近くにはオートキャンプ場や温泉地もあるので、有効利用したいところなのだが・・・
キャンプ場は市内の南東部、滝里ダム湖畔にもある。
ここはダムカードももらえるダムである。
そのうち訪れなくてはいけない。
国道452号線を南下すると三笠・夕張方面となる。
途中にはかつての三井炭鉱で活躍した橋梁と車両が保存されていたり、三段滝という名所もある。
富良野へは芦別市街を通って国道38号線経由でも行くことが可能だ。
北海道有数の観光地・富良野や美瑛に近い地の利を生かして栄えてほしい。
最後に北の京について。
かつての芦別レジャーランドを改称した宿泊・リゾート施設であった。日本各地の名所を模した温泉宿泊施設や大観音像が有名であったが、紆余曲折を経て今は宗教施設の所有になっている。
天徳育成会というらしい。
芦別市民に受け入れられているとは言い難いようで・・・
芦別出身のこの方が演じるドラマに出てくるような事件が起きないことを願う。