空から日本を見てみよう ― 東京の今と過去 ―

今回の空から日本を見てみようは東京都。

ランドマークを周りながら現在と過去を比較する。

 

スタートは千代田区。

 

人口は約6万人。

東京23区のほぼ中央に位置している。

区域は江戸城の外濠の内側とほぼ同じである。

 

スタート地点は東京国際フォーラム

日本を代表する国際コンベンションセンターだ。

ここは移転前の東京都庁跡地に建てられた。

旧都庁舎も新都庁舎も丹下健三のデザインである。

土地を再開発して有効活用する必要があったことから、建物は取り壊されたが旧舎のシンボルであった太田道灌銅像は今も残っている。

 

続いて港区へ向かう。

 

人口は約25万人。

企業の本社を最も多く抱える日本のビジネスの中心地である。

まずは旧新橋停車場鉄道歴史博物館へ。

日本で最初に開業した新橋駅が当時と同じ場所に再現されたものだ。

基礎などは当時のものがそのまま残っておりガラス窓から見学することができる。

日本の鉄道の発祥を感じるには最適の場所である。

 

続いて国立新美術館

日本陸軍の駐屯地跡地~東大の生産技術研究所を経て日本で5番目の国立美術館となった。2017年1月現在歴代館長は全て文部省からの天下りらしい。

まあ天下りを全てなくせとは言わないが、利権獲得のためだけの天下りはちょっと品がないだろう。官僚なんて優秀な頭脳を持っているのだからもう少し社会のためになる仕事させるべきだな。介護とかやってみればいいのに。

閑話休題

この建物は黒川紀章が最後に設計したものであった。

コレクションを所蔵しておらず、企画展がメインである。

 

次は六本木ヒルズ

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言わずと知れた日本有数の複合商業施設である。

戦後にニッカウヰスキーの工場となり、その後はテレビ朝日の敷地となった。

私事であるが、亡父は若い頃ここのニッカ工場で働いていたらしい。余市出身なのでニッカとは縁があったようだ。

現在は多種多様な施設があるが、変わったところではゴールドマンサックスのオフィスが入っている。NHK探検バクモンで潜入していた。

 

戦前から残っている数少ない美術館、根津美術館を眺めながら渋谷区へ。

 

渋谷区

 

人口は23万人ほど。

新宿区、港区など℃共に日本有数のオフィス街、繁華街である。

千代田区、中央区を加えて都心5区と呼ばれている。

 

 渋谷駅の東口に位置する渋谷ヒカリエに向かう。

2012年に竣工した大型複合商業施設。

1956年に開業した東急文化会館の跡地に建てられた。

東京のシンボルの一つであり、修学旅行にも組み込まれるほどであった。

跡地の地下には東京メトロ副都心線も開業した。

 

続いては恵比寿ガーデンプレイス

サッポロビール工場の跡地に建てられる。

サッポロの本社などが入るオフィスビルや商業施設などで構成されている。

エビスビール記念館なんて代物も造られた。

 

最新の巨大建造物もやがて老朽化し、再開発の時が来るのだろう。

東京は面積こそ狭いものの、古い町と最新の町が入り組み、奥行きが深い都市である。