人口は1100万人くらい。
社会主義の国である。
20世紀の初めにスペインより独立する。
1959年にカストロやゲバラらがクーデターを起こし社会主義国となる。
ハバナは人口200万人ほど。
スペインの植民地時代に建てられた旧市街地は17~18世紀の建築がそのまま残り、白いコロニアル様式の建物が多い。
作家のヘミングウェイがこよなく愛した街であり、老人と海を書き上げたのはこの町のアンボス・ムンドスというホテルだった。
海に面した街であり、港を歩く人も多い。
1920年代、アメリカで禁酒法が制定された後は飲酒のためにキューバを訪れるアメリカ人も多かったようだ。
革命にちなんだ建物が多い。
革命博物館に革命広場、カバーニャ要塞とモロ要塞などゲバラやカストロたちが戦った軌跡を深く知ることができるだろう。
一方でスペインの影響を受けて大聖堂やその前の広場などはカトリックの建築様式である。
旧国会議事堂(カピトリオ)はホワイトハウスの影響を受けて作られた。
コロンブスがキューバに到達して以来、欧米に振りまわされてきたキューバ。
特にアメリカとの関係は最も遠い隣人のようなものであったが、近年は国交も回復しより濃いものになっていくだろう。
クラッシクカーが路上を走り、野球が盛ん。昔のアメリカのような顔も持つキューバだが押し寄せる資本主義に対し混乱を招かずに対処できるだろうか。
日本では観光地としてあまり知名度が高くないものの、かなり満足度の高い街歩きが期待できる。
今後も苦楽の歴史を残しながら、より発展してもらいたい。