本日は喜茂別町について調べてみた。
人口は約2千人。
道の駅は道内で7番目に登録された。
道の駅は中山峠の札幌との境付近にある。
幹線道路の峠道で唯一に等しい休憩スポットのため道路の反対側の峠の茶屋と共に大盛況の道の駅である。
道の駅には無料で入れる美術館が併設し、奥にはスキー場もある。
市街地からは離れているものの、喜茂別町の観光スポットともいえるだろう。
この中山峠、あまり線形が良くなく道路幅も広くなければトンネルも古かったりするのだが、交通量が多く24時間の平均交通量は1万台を超える。
明治時代に東本願寺が主となって開削を進めた道路である。
峠を降りて市街地に入ると「郷の駅きもべつ」という商業施設も設置された。
野菜直売所や飲食店が入っている。
喜茂別の主幹産業は農業。特にアスパラガスが有名である。
日本で初めて大規模にアスパラの生産を始めたのが喜茂別町ということだ。
(岩内町が先に栽培を始めたが喜茂別の方が適した土地だったらしい)
初めは土寄せして栽培するホワイトアスパラが主流だったそうだが、いつしかグリーンアスパラの生産が多くなったとのこと。
5月から7月が旬である。
喜茂別の市街地は札幌から中山峠を越えて走る国道230号線と江差町から岩内町を抜けて苫小牧市へ向かう国道276号が交差している。
かつて国鉄時代には胆振線という倶知安駅から伊達紋別駅へ向かう路線も町内に存在したが1986年に廃線となった。喜茂別駅跡は住宅街となっており片隅に記念碑が建っている。
喜茂別町のシンボルと言えばやはり蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山であるが、もう一つ羊蹄山とよく似た形の尻別岳もなかなか有名である。前方羊蹄山とも呼ばれ、二つの山が並んだ姿は双子の羊蹄山のように見える。
喜茂別町内では中里地区辺りからの眺めが有名か。
一番のおすすめはやはり新緑の季節だそうだが、空気の澄んだ冬の晴れた日も絶景である。