今回は空から日本を見てみようの名古屋市後編である。
スタートは中区である。
人口は8万5千人ほど。
名古屋城があり、江戸時代から行政の中心地であった。
現在でも愛知県庁や名古屋市役所など行政機関が名古屋城三の丸付近に集中している。
また、名古屋証券取引所があったり、金融機関も集中している。
上場企業の本社も多く、個人的に馴染みのあるところではスポーツ用品のアルペン、食料品のカゴメ、レンタルビデオのゲオ、パソコン周辺機器のバッファローを傘下に持つメルコホールディングスなどが中区に本社を置いている。
また、中部地方最大の繁華街である栄地区を中心に大型商業施設も数多い。
次は東区
人口は約8万人。
都心部に近い南西部は大企業の本社などもあるビル街であるが、区の大半は住宅地となっている。
医薬品卸のスズケン、特殊鋼メーカーの大同特殊鋼などが東区に本社を置いている。
また芸術施設やナゴヤドームなどのいわゆる箱モノも充実している。
また、江戸時代~現代にいたるまでの文化的価値の高い建物が点在しており、町並み保存地区として整備されている。
散策コースもいくつか設定されているので、時間をかけて巡ってみるのも楽しいだろう。
続いて守山区
人口は17万人を超える。
山間部に近く、自然が豊かで宅地開発が盛んである。
市内では唯一地下鉄が通っていない区である。
戦国時代には小牧・長久手の戦いの舞台となった。
日本で唯一のチベット仏教の寺院である強巴林がある。
次は千種区
人口は16万5千人ほど。
区の南東部には東山公園があり、広大な敷地に動植物園や図書館、東山スカイタワーなどの施設がある。
北東部の平和公園は戦災からの復興計画の一環として作られた。
市内有数の桜の名所である。
私が愛してやまないドラマTRICKの監督である堤幸彦氏の出身地である。
最後は天白区
人口は16万人ほど。
住宅地としての性質が強い。
名古屋農業センターは名古屋コーチンの雛の最大の生産拠点である。
大投手工藤公康の出身地である。
日本有数の大都会、名古屋。
あまり観光のイメージはなかったが、調べてみると結構見所があるものだ。