今日は島牧村について調べてみた。
人口は約1500人。
漁業が盛んな村である。
道の駅も船の形をした建物で、水槽の生きた魚介を食べることができるバーベキューレストランもある。また島牧知ろう館という学習センターも併設されている。
村を縦断する国道229号はほぼ海岸近くを通るため、車窓から見える日本海は島牧村の売りの一つである。
村の南北には本目岬と茂津多岬という岬がある。
観光地化はされておらず岬の先端や灯台まで行くにはやや困難だが、近くの海岸や漁港から見る風景はなかなかのものである。
一方島牧村の大半は山地・森林であり1万ヘクタール以上のブナ原生林が繁っている。
村の中心部から南へ10kmほど細い道を山奥へ走っていくと駐車場がある。
そこからさらに1kmほど遊歩道を歩くと、北海道有数の巨大な滝が目の前に現れる。
高さ70m、幅35mもあり、大瀑布と言って良いスケールだ。
クマとの遭遇には注意した方が良い場所ではあるが、一見の価値はあるだろう。
また近くの河原にはドラゴンウォーターと呼ばれる天然の炭酸水が湧き出ている。
鉄分が多く含まれており、便秘などに効用があるそうだ。
賀老の滝の竜神伝説からドラゴンウォーターという名前がついたのだろうか。
このあたりは独特の地質をしているのか、鄙びてはいるが変わった泉質の温泉も数か所あり、温泉通ははしごもやぶさかではないらしい。
漁り火温泉は残念ながら休業中のようだが、他は健在だそうである。
道内の市町村でもなかなかスポットの当たることは少ない場所ではあるが、調べてみると情報通だけの隠れ家のような村であった。