今回の空から日本を見てみようは福島県の会津若松市。
人口は12万人。会津地方の中心都市である。
江戸時代には会津藩の城下町として栄えた。
福島県西部の会津盆地の南東部に位置し、国道49号や国道121号、JR磐越西線に只見線、会津鉄道会津線などが集積する交通の要衝である。
戦国時代に蘆名氏が黒川城を築城し、以後は東北第一の城下町として栄えた。
蘆名氏が伊達正宗に滅ぼされた後は伊達氏、蒲生氏郷、上杉景勝と城主が変わる。江戸時代には徳川秀忠の子、保科正之が入封して会津松平家の始祖となった。
大政奉還後には戊辰戦争の舞台となり、白虎隊の悲劇などを招く。
現在は郡山、米沢、新潟などの都市間の交通の便が良いこともあり、観光地としても有名である。
福島のシンボルである猪苗代湖が市西部に位置してる。
日本で4番目の面積を誇り、水質も上位である。
年間を通して家族連れで楽しめるスポットになっている。
明治時代に取り壊しとなったが戦後復旧された。
明治時代に外国人が旅行した際に撮影されたものがフランスで出版された旅行記に掲載されており、取り壊し前の姿を知るうえで貴重な資料となった。
近隣には松平家の庭園であった御薬園も残されている。
市の東側には白虎隊の自刃の地となった飯盛山がある。
白虎隊記念館や旧滝沢本陣など歴史資料館が並ぶ。
市内には松平家の墓所があったり、新選組の近藤勇や斎藤一の墓があったりなど幕末ファンは一度訪れるべき場所である。
市の南部には芦ノ牧温泉街がある。
赤べこや起き上がり小法師などの名産品も有名だ。
南隣の下郷町へ。
人口は約6千人。
会津西街道の宿場町として栄えた。
特に大内宿は寄棟造の茅葺き屋根が並ぶ歴史的景観が評価され、県内でも有数の観光地となっている。