国鉄のあった風景 ― 万字線万字駅 ―

美流渡駅跡から万字駅跡へと向かう。

 

しかしここで大きな過ちを犯す。

 

鉄路は途中で道道38号から離れ、もちろん万字駅も道道38号とは接していなかったのだ。事前に何となく調べてはいたのだがうっかり忘れてしまい道道38号を進む。

 

万字駅跡はここである。駅舎は現存し、簡易郵便局として今日も現役で稼働中である。

しかし、道を間違えて見学することはかなわなかった。

 

道を間違えたまま進み続けて、駅があったと勘違いしたのがここ

 

 

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なんとなく駅っぽい建物にみえてすっかり勘違い。

 

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踏切があったりするし

 

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これもホームに上がって行くように見えた。

万字駅は建物の裏にホームがあるところは覚えていたのだが・・・

本物は登るのではなく降るのだった。

 

 いよいよ終点の万字炭山駅を目指すのだが、その前に寄り道。

 

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万字小学校の閉校記念碑である。

 

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近くには開校70年の記念碑もあった。

 

道道38号もかなり奥の方へやってきた。

炭鉱が栄えていた時はもっともっと奥まで人で賑わっていたのだろう。

平地が少なくなって来たこともあり、一層山深さを感じる。

この辺りは果樹園が多い。炭鉱から転業したのだろうが、わりと成功しているように聞く。こういった成功例はあまり多くないのではないだろうか。