今回の地球絶景紀行はフランスのノルマンディー地方へ。
イギリス海峡に面するフランス北西部の地方である。
シードル[林檎酒のサイダー)の産地としても知られている。
最初に向かったのはセーヌ川河口の港町、オンフルール。
中世には貿易の拠点として栄えた。
また、印象派の画家が港を題材に多くの絵を描いたことでも知られている。
サントカトリーヌ教会やセーヌ川をまたぐノルマンディー橋でも有名だ。
しかし、ノルマンディー地方の最大の名所と言えばやはりここ。
モン・サン=ミシェルである。
サン=マロ湾上に浮かぶ小島とその上に聳える修道院の総称である。
この辺りは潮の満ち引きが激しく、満潮時はあっという間に海が島を取り囲むそうだ。
かつてはケルト人の聖地であったが、10世紀ころにカトリックの修道院が建てられる。
現在の姿になったのは13世紀。
何度にもわたって増改築が行われ、多様な建築様式が混ざり合っている。
満潮時と干潮時では雰囲気も違うので、できれば半日くらいは過ごしたい。