目次
1.富良野駅
下金山駅から少し北上すると、国道38号と国道237号は合流することになる。
そして、そのあたりから富良野市域となる。
車から見える景色も山に囲まれた南富良野町から、長閑で広々とした畑作風景に移っていく。
良い季節ではあるのだが、今回はあまり寄り道はせずに富良野駅へ向かった。
富良野駅。改装されて色々便利になっているものの、昭和の香りも残す。
雰囲気のある駅だ。
ラベンダーカラーが先頭のフラノラベンダーエクスプレス。
ちょうど駅に停車していた。
2.わがまちご当地入場券
富良野駅のわがまちご当地入場券を購入する。
富良野と言えばラベンダーかもしれないが、駅スタンプにはぶどう、スキー、へそ祭りが描かれている。
裏面にはラベンダーも。
ただ、富良野市内には有名なラベンダー畑はないかもしれない。
3.富良野駅と近隣の歴史
現在の富良野市の開拓が始まったのは1897年。最初は扇山地区から進められた。
当初は上富良野町~南富良野村域が全て富良野村。富良野市も下富良野と呼ばれていた。旭川~下富良野・歌志内~下富良野間の仮設道路の建設が初めに行われる。
1900年、釧路本線上富良野駅~下富良野駅(現在の富良野駅)間が開業。同年に鹿越駅まで延伸。はじめは本通りの突き当りに駅があった。丸太の搬出が盛況。
1903年下富良野村が分村し戸長役場を設置。駅の設置に伴い周辺の新市街化が続く。
現在の富良野郵便局が戸長役場の所在地、官庁街もでき始める。
1913年現在の根室本線の滝川駅~下富良野駅間が開業。旭川~下富良野間は富良野線と改称された。この時に駅を現在の位置に移転する。
相生通が繁華街となり、日の出町・幸町が発展し始める。
富良野盆地の経済・行政の中心地となり食品・木材加工や醸造業などが栄える。
1966年市制施行。
1960年代の国土地理院地図の航空写真
駅裏の現住吉町は機関庫など鉄道関連施設があった。
この頃駅舎が新築される。
1981年石勝線開業後、根室本線がローカル化。1986年には富良野機関区が廃止。
貨物列車は秋・冬のみの運行となった。
4.ノロッコ号
駅に到着。ラベンダーエクスプレスと整列。
広い構内には他にも車両が。
木製ベンチでレトロな車内。
窓が解放されているので、心地よい風に吹かれながら乗り鉄開始。
コンテナを眺めつつ
景色を眺めつつ