地球絶景紀行・2011年1月28日放送はカナダのバンクーバー島。
カナダ南西部のブリティッシュコロンビア州に属し、州都ビクトリアのある島だ。
ちなみに州最大の都市バンクーバーは海峡を挟んだ対岸のカナダ本土にある。
州内は先住民族が多く住み、内陸部や南西の海岸は自然豊かな環境で観光地としても人気のあるところだ。
バンクーバー島は九州や台湾と同じくらいの大きさの島であり、イギリスの植民地であった。ビクトリアはその頃か州都として定められており、現在も行政と観光が主要な産業である。
イギリス植民地時代の面影を色濃く残す町並みと庭園が特徴的な都市である。
特に港付近の遊歩道沿いに見所が多い。
州のシンボルともいえる州議事堂はヨーロッパのロマネスク様式の王宮の様である。夜間のライトアップも必見だ。
博物館やイギリス時代の遺構などもこの付近がメインだが、少し北へ足を延ばすとビクトリアでもっとも有名な庭園、ブッチャートガーデンがある。
石灰岩の採石場跡だったこの地は現在22haの敷地にサンクン(窪地)ガーデン、ローズガーデン、イタリアンガーデン、日本庭園、地中海庭園の5つのエリアが並び、1年中季節の花々を楽しむことができる。
そして、ビクトリアを離れ島の北部へ。
アラートベイという島に住む先住民族クワキトルの間はなくなった人はシャチに生まれ変わると代々言い伝えられる。
島の近海に住むシャチをオルカと呼び、先祖への想いを重ねてきたらしい。現在でもシャチやクジラにイルカをクルージングで見ることができる。
人間と自然の営みを両方楽しむことができる島であった。