今日は2011年3月25日に放送された地球絶景紀行。
カンボジアのアンコール・ワットを中心とする遺跡群について調べてみた。
人口1500万人。首都はプノンペン。
主要な産業は一次産業であるが、近年は観光・縫製産業が盛んである。
国土の中央部に東南アジア最大の湖であるトンレサップ湖があり、東部には国際河川であるメコン川が流れている。
このトンレサップ湖の北辺にあるのがアンコール・ワット遺跡群である。
湖周辺には世界最大規模の水上生活者の集落があり、漁業や浮稲の栽培などで生活している。
州都の名も州名と同じくシェムリアップであり、アンコール・ワット観光の拠点となっている。
アンコール・ワットは近辺に広がる遺跡群を代表する建築物であり、ヒンドゥー教寺院建築に分類される。
アンコールとはサンスクリット語で王都。ワットはカンボジアの母語であるクメール語で寺院を意味する。
カンボジアの国旗にも同国の象徴として中心に描かれている。
12世紀にアンコール王朝によって建築された。アンコール王朝の滅亡後は荒れ果てていたが16世紀に仏教の寺院として改築される。
その後はフランス領土時代も貴重な遺跡として保存されてきたが、カンボジア内戦の最中に大きく損傷を受ける。
内戦の終結と共に、世界各国から支援を受けて復旧が進んでいる。
聖池に映る大伽藍(僧侶たちが集まって修行をする場所)・堂宇(神仏を祀ってある場所)
アンコール・ワットだけでも巨大な遺跡であり、じっくり眺めれば一日かかるが、この遺跡群は当時の都がすっぽり遺跡になったものであり、極めて広大な地域に遺跡が点在している。
ここで全てを紹介することはとても不可能だが、一つだけ画像を載せることにする。
ベンメリア遺跡。
アンコール・ワットから東に約40km地点にある、発見された時にはかなり崩壊されていた遺跡。
一応見学は可能である。
調査はまだまだこれからのようだが、アンコール・ワットより幾分前に造られたらしい。全貌が明らかになればアンコール・ワットをしのぐ規模ではないかと言われている。
周囲はジャングルに囲まれ、観光は毒蛇・地雷に注意のまさに廃墟探検である。
冒険野郎ならルールを守って訪れてみるといいだろう。