今日は長沼町について調べてみた。
人口は1万人をやや超える。
開拓前に存在した細長い三日月湖が町名の由来である。
東部は馬追丘陵、西部は平野が広がっている。
町域の7割は農地であり、稲作、畑作、果樹栽培も行っている。
国道274号が町内を東西に横断し、北西から南東にかけて国道337号が横切っている。
道の駅は国道274号沿い、馬追地区に位置する。
レストランと展望台、農産物直売所が中心で、札幌から近いこともあって休日はなかなかの賑わいだ。
かつては鉄道も通っていた。今はバスの運行を行っている夕張鉄道である。
町内には双葉駅、北長沼駅、中央農試前駅があった。駅の痕跡はほぼなくなっている。
長沼コミュニティ公園には当時のSLが展示されている。
平成6年に塗装されて以来、風雨にさらされ解体もやむなしの状況であったが、平成27年にとある旅行会社によってSL塗装ツアーが開催され、地元のボランティアと共に修復を行った。現在もパークゴルフ場の脇に佇んでいる。
近くにはキャンプ場やカントリーサインに描かれているながぬま温泉もある。
キャンプ初心者にもおすすめのエリアである。
北部にはかつて北海道4大運河と呼ばれた馬追運河の跡である河川が道道3号沿いに流れている。
かつてこの地は泥炭湿地により丈夫な道路を造ることができず、物流の要は水運であった。運河に沿って市街地も発達し、現在の中心部となった。
北海道で初めて閘門(こうもん)を採用した運河でもあった。
最も有名な観光地はハイジ牧場か。
家畜の厩舎が昭和51年に一般開放された。飼育牧場・ふれあい牧場としてバブルもくぐりぬけて子供たちに人気のスポットとして息の長い施設になっている。