今日は2013年11月19日の空から日本を見てみようで放送された青森県の十和田湖周辺について調べてみた。
まずは八戸市
人口は約22万人。
青森と岩手をまたぐ南部地方の中心都市であり、港湾を中心に発展してきた町である。
漁業や工業が盛んであるが、観光地も多い。
ウミネコの繁殖地で知られる蕪島や国の名勝である種差海岸などの自然を楽しめる場所に、縄文時代晩期の是川遺跡や八戸城跡で歴史を学び、日本屈指の漁獲高を誇る八戸港で海産物を味わえる。
次はおいらせ町
人口は2万4千人
2006年に下田町と百石町が合併して新たにおいらせ町と名乗ることとなった。
青森県の町村では最大の人口を持つ。八戸市のベッドタウンとして工場も増加傾向である。
ニューヨークと同緯度のことから1/4スケールの自由の女神像が建っている。
続いては六戸町
人口は約1万人。
町域は奥入瀬川流域に広がる平坦な地形である。
町内の星野リゾート敷地内に渋沢栄一の邸宅が移築され、保管されている。
最後は十和田市
人口は6万人強
北西部は八甲田連峰で青森市と接している。
幕末までは寒村が点在する荒野であったが、旧5千円札の新渡戸稲造の祖父、新渡戸傅(にとべつとう)が安政2年より開拓をはじめ、長男の新渡戸十次郎と共に現在の市街地の礎を築いた。
やませと呼ばれる冷涼な季節風により稲作には厳しい環境であったが、改良を重ね冷害に強い品種を開発した。また、にんにくの生産でも国内有数の地位を占める。
最大水深326mは日本3位。面積は日本12位である。
二重カルデラ湖であり、現在も活火山指定されている。
湖畔には温泉や高村光太郎作のブロンズ像「乙女の像」、科学館や遊覧船などがあるものの、東日本大震災後は観光客が減少傾向である。
十和田湖から唯一流れ出る奥入瀬川の上流部、俗にいう奥入瀬渓流は散策路が整備され新緑や紅葉の時期には多くの人で賑わう。
渓流には滝が多く、特に銚子大滝は十和田湖への魚の遡上を防ぐ瀑布である。
現在は人の手により十和田湖には魚介類が生息しているが、元々生息していたのは沢蟹のみであったと言われている。