今日は壮瞥町について調べてみた。
人口は約2500人
洞爺湖の東岸に位置する。観光と農業が主要な産業の町である。
国道452号が町内を通る。道の駅そうべつ情報館は名称こそやや固めだが、農産物直売所などもあって他の道の駅に引けを取らない観光スポットである。
かつては国鉄胆振線が運行しており壮瞥駅、久保内駅、蟠渓駅が設置されていたが、1986年に廃止となった。現在はかすかに駅の痕跡を残すのみとなっている。
隣の洞爺湖町と共に洞爺湖観光の拠点となっている。洞爺湖岸の温泉街や長流川沿いの蟠渓温泉など著名な温泉が多い。
梅林と周囲の景観が素晴らしい壮瞥公園や市街地の横綱北の湖記念館などもランドマークである。
農業ではりんごの果樹園が多く、カントリーサインにも描かれている。
しかし壮瞥町といえば何と言っても火山を語らずにはいられない。
今なお活動が盛んな現役火山の有珠山。複数の自治体にまたがっているが山頂は壮瞥町に位置している。20世紀の間に4度の活動を記録した、世界的にも活発な火山である。
その有珠山の山裾にあるのが昭和新山である。1943年から地震が頻発し、翌年から地表の隆起も始まる。1945年には活動が収まったものの、かつて農業を営んでいた地域はすっかり山となってしまった。
克明に変化を記録していた郵便局長の三松正夫氏がこの土地を買い取る。現在は彼の功績を称え、山麓に記念館が建てられた、
タモリ氏もこの地を訪れ、同級生だという昭和新山の歴史を三松氏の義理の子息等から伺って感慨深げに佇んでいた。