今日は2013年11月26日に放送された、空から日本を見てみようで紹介された秋田県の十和田湖周辺から八幡平について調べてみた。
まずは小坂町
人口は約5千人。
十和田市との境界が定まったのは何と2008年。明治22年に小坂村が発足してから100年以上経ってからのことであった。
金・銀・銅・亜鉛などの採掘で栄えたが第二次大戦後に資源は枯渇。人口は急激に減少した。
ルネサンス様式の建築物である小坂鉱山の事務所、日本最古級の劇場である康楽館が国の文化財として登録され、ランドマークとなっている。
周辺は明治100年通りと呼ばれ、町おこしの拠点である。
続いて鹿角市(かづのし)
人口は約3万人
かつては上津野と表記されていた。
市域は南北に細長く、北は十和田湖・南は八幡平と景勝地に挟まれたような位置になっている。
市内には国の特別史跡に認定されている大湯環状列石がある。これは縄文時代の遺構で、第二次大戦後に発掘された。現在の研究では大規模な共同墓地と考えられている。
また市街地から西には産業遺産の尾去沢鉱山跡がある。
開山から1300年以上たつ歴史の深い鉱山で銅や金が採掘された。
1978年に閉山となり、その後はテーマパークとなっている。
坑道や鉱山設備なども見学することができる。
土木好きにはたまらない風景に違いない。
市の南部には八幡平スキー場や温泉地などがある。
岩手県にも八幡平市があるが、そもそも八幡平とは秋田と岩手の境界付近の山地を指す地名である。
逆に岩手県の八幡平市は平成の大合併で入れ替わるように誕生した市であり、微妙な関係のようだ。